データとは?情報の素になる事実を解説

IT基礎・一般用語
データとは?ざっくりと3行で
  • コンピュータが処理する数値や文字、画像といった事実や資料そのもの、それがデータだ
  • それ単体ではただの素材だが、集めて整理し意味を読み取ることで、判断や予測の材料になる
  • データと情報の違いがわかると、なぜ企業がデータを宝のように扱うのか、その価値の正体が見えてくる

【深掘り】これだけ知ってればOK!

データと情報は同じように使われがちですが、本来は別物です。データは加工前の素材で、それを整理し意味づけしたものが情報、という関係があります。

データを理解するには、料理の食材を思い浮かべると分かりやすいでしょう。冷蔵庫にある野菜や肉は、それだけでは食材にすぎません。調理して初めて一皿の料理になります。データも同じで、ばらばらの数値や記録は素材であり、集めて整理し分析して初めて、判断に使える情報という料理になります。気温の数字の羅列がデータ、それをまとめた来週の天気の傾向が情報、と考えると両者の関係がつかめます。

データには、扱いやすさで大きく二つの種類があります。表計算のように行と列にきれいに収まる構造化データと、文章や画像、動画のように決まった形を持たない非構造化データです。前者は集計や分析がしやすい一方、後者は扱いが難しいものの、世の中のデータの大半を占めるといわれます。近年のAIの進歩で、これまで扱いにくかった非構造化データからも価値を引き出せるようになってきました。

データは一度失うと取り戻せないことが多く、バックアップが欠かせません。重要なデータは、別の場所に複製を保つ、いわゆる三つの場所に保管する考え方が安全とされています。

ビジネスの世界で、データは石油にたとえられるほど重視されています。顧客の購買履歴やサイトの閲覧記録を分析すれば、次に何が売れるかの予測や、一人ひとりに合った提案が可能になるからです。ただし、データの中には個人情報も多く含まれます。集めて活用する以上、適切に保護し、目的を超えて使わない責任が伴います。価値が大きいぶん、扱いには相応の慎重さが求められるのです。

よくある誤解

データと情報は同じではない

この二つを区別せず使う方は多いですが、厳密には段階が違います。データは加工される前の生の事実であり、それを整理・分析して意味を持たせたものが情報です。気温の数値そのものがデータ、それを読み解いた傾向や結論が情報、という順序の関係になっています。

集めただけのデータに価値があるとは限らない

データはたくさん集めれば自動的に役立つと思われがちですが、そうではありません。整理されず分析もされないデータは、ただ容量を圧迫するだけの存在です。どう活用するかの視点があって初めて、データは価値を生みます。量よりも、目的に沿った活用が問われるのです。

会話での使われ方

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この売上データ、ただ眺めてても意味ないよ。地域別に集計して初めて傾向が見えてくるんだ。

先輩が後輩に、データ分析の基本的な考え方を教えている場面。

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お客様のデータを扱うとき、どこまで気をつければいいんでしょうか。

個人情報の取り扱いに不安を感じた新人が、上司に相談しているやり取り。

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社内に蓄積したデータが活用されないまま眠っています。分析基盤を整備し、各部門が意思決定に使える形にする案を提案します。データを情報へと変える仕組みづくりが、競争力に直結すると考えます。

データ活用推進の担当者が、経営会議で基盤整備の必要性を提示している場面。

【まとめ】3つのポイント

  • 情報の素になる事実:数値や文字などの加工前の素材。食材のように、整理し分析して初めて判断に使える情報になります。
  • 構造化と非構造化:表に収まる構造化データは分析しやすく、文章や画像の非構造化データは扱いにくいが世の大半を占めます。
  • 価値と責任は表裏一体:データは石油に例えられるほど価値がある一方、個人情報も多く含み、適切な保護と活用の責任が伴います。

よくある質問

Q
データと情報は何が違うのですか?
A

データは加工される前の生の事実や数値で、それを整理・分析して意味を持たせたものが情報です。たとえば毎日の気温の記録がデータ、そこから導いた今年は暖冬という結論が情報にあたります。素材と、それを読み解いた結果の関係です。

Q
データのバックアップはどのくらいの頻度で取るべきですか?
A

データの重要度と更新の頻度によります。日々更新する大切なデータなら毎日、変更が少ないものなら週単位でも構いません。大事なのは、複数の場所に保管し、いざというとき確実に戻せる状態を保つことです。

Q
ビッグデータとは普通のデータと何が違うのですか?
A

ビッグデータは、量が膨大で、種類が多様で、生成される速度も速い、という特徴を持つデータ群を指します。人手では処理しきれない規模のため、専用の技術で分析します。普通のデータの延長線上にある、桁違いの規模のものと考えるとよいでしょう。

Q
データとファイルの違いは何ですか?
A

データが数値や文字などの情報そのものを指すのに対し、ファイルはそのデータに名前を付けて保存・管理できる形にまとめた単位です。データが中身で、ファイルはそれを収める名前付きの容器、という関係になっています。

【出典】参考URL

https://www.soumu.go.jp/ :データ活用と情報の基礎の参考
https://www.ipa.go.jp/ :データ保護とバックアップの参考
https://e-words.jp/ :データ・情報の用語定義の参考

コメント

「IT用語、難しすぎて心が折れそう……」という方のための、ハードル低めな用語辞典です。

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