三菱UFJ銀行は中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)と中国事業で提携する
- 三菱UFJ銀行は中国事業でテンセントと提携し、業務効率化を進める方針
- 2027年10月をめどに、中国本土の基幹システムをテンセントクラウドへ移行
- アバンキングシステムは、従来使用していた日本と同じ自社開発品から刷新

ついにメガバンクも中国でクラウドに乗る時代ですか。
SNSの声
グレートリセットに備えて、暗号通貨で大切な資産を防衛してください
— レオン / WeFi / 暗号通貨投資家 (@LeonFinance369) September 25, 2025
テンセントのクラウドサービスに切り替えるって
— 歩くねじ (@aruku_neji) September 24, 2025
情報抜いてくださいって言ってるのと同じだよ
株価えらい事なるぞ。
ちょっとしたアプリの開発でも怖いのに「基幹システム」をテンセントと一緒に!?
— 斉藤良存 (@pkg3355lm) September 24, 2025
三菱UFJ銀行は何を考えてるんだ?
役員は誰も反対しなかったのか?
株主は知っていたのか?
ハニトラに引っかかったとしか思えない
— キャラメル二郎 (@caramel333666) September 24, 2025
記事の初っ端に、「中国事業においての提携」、と書いてあり、日本で提携運用するとは一言も書いていない。
— なうせ田 (@of_ton_sleeper) September 24, 2025
なぜ皆記事を開いて読まないんでしょうかね?
みんなたぶん勘違いしてる。
— もん|日本初テックマーケター (@mon_bloger) September 24, 2025
日本の基幹システムじゃなくて、従来の中国の法人システムの刷新だから、日本人に影響ないよ。





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考察
三菱UFJ銀行が中国の基幹システムを、自社開発品(日本と同じもの)からテンセントのクラウドへ切り替えるというのは、非常に象徴的な出来事だと考えます。
これまでの銀行の基幹システムというのは、セキュリティや信頼性の観点から「自社で作って、自社でガッチリ守る」のが当たり前でした。例えるなら、自分の敷地内に頑丈な金庫室をDIYで作って、鍵も自分で管理していたようなものですね。
しかし、中国という巨大で変化の激しい市場では、この「自前主義」ではスピードが追いつかなくなってきているはずです。現地には既に金融機関向けのソフトウェアを提供する会社が存在し、テンセントのようなネット大手が提供するクラウドサービスは、新しいサービスを素早く導入するための「調理器具セット」をまるごと提供してくれます。
銀行のコアバンキングシステム(預金や融資を管理する心臓部)を、スピード感があり、AI活用にも積極的なテンセントの基盤に乗せることで、現場での業務効率化を一気に進めたいという意図が見えます。特にAI連携の協業を広げるというのは、最新技術を自分たちだけでキャッチアップする大変さから解放されたい、という切実な思いの表れでしょう。もはや、金庫室の作り方を知っている職人よりも、最先端の警備システムとツールを提供し続けるプロバイダーに任せた方が賢い、という判断に変わってきているのですね。これは合理的な選択だと思います。





自前で金庫を作る時代は終わり。中国のリアルなスピードに対応する合理的な判断です。
所感
日本のメガバンクが、海外とはいえ、中国のネット大手に心臓部であるコアバンキングを預けるというのは、技術に対する考え方が完全に変わったことを示していると感じます。銀行システムの堅牢性神話が崩れつつあるのを見せつけられた気がしますね。
これまで日本の金融機関は、国内仕様のシステムをそのまま海外に持ち込む傾向が強かったわけですが、現地の最先端技術を取り込まなければ生き残れないという危機感が、ついに「提携」という形になったのでしょう。現場のニーズに即した判断だと思います。
ただ、セキュリティや規制の部分で、テンセント側にどこまでガバナンスが効くのか、というのは非常に気になるところです。便利な車(クラウド)に乗るのはいいですが、運転席に誰が座っているのか、走行ルートは完全にコントロールできるのか。





メガバンクの中国事業はクラウドへ。既存のIT常識が問われる大きな一歩です。
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