メルカリ、胎児エコー写真の出品を9月1日より禁止発表【不適切と判断】

社会問題
このニュースは要するに
  • メルカリは8月25日、胎児エコー写真の出品禁止を発表
  • 「不適切と判断されるもの」に該当し、9月1日より削除対象
  • メルカリShops含む該当出品者には取り下げを要請
出典:メルカリ、「胎児のエコー写真」出品禁止を発表「不適切と判断」 https://www.oricon.co.jp/news/2403104/full/(2025年08月26日閲覧)

メルカリも胎児エコー写真を売るなんて想定はしてないですよね。

SNSの声

中には資料として購入してる人もいるんですね。

でも悪いことに使われるってイメージは拭えないです。

※投稿は個人の見解が含まれており、内容の事実性を保証するものではありません。

考察

メルカリが胎児のエコー写真の出品を禁止すると発表した背景には、同社が定める禁止出品物の中でも特に「不適切と判断されるもの」という明確な基準に、当該商品が該当するという判断が下されたことが挙げられます。フリマアプリという性質上、多様な商品が取引される場ではありますが、胎児のエコー写真は、個人の極めてプライベートかつデリケートな情報を含んでおり、その公開や売買が、多くの利用者にとって心理的な抵抗や倫理的な懸念を引き起こす可能性があったと推察されます。

具体的な「不適切」と判断された詳細な理由については、ソース内で明記されてはおりませんが、一般的に、このような個人に深く関わる画像が金銭取引の対象となること自体が、生命の尊厳や個人のプライバシー保護といった観点から、社会通念上好ましくないと判断された可能性が高いと考えられます。また、出品されたエコー写真が意図しない形で拡散されたり、悪用されたりするリスクも無視できない要素として考慮されたのかもしれません。

メルカリは、ユーザーが安心して取引を行える健全なプラットフォームの維持に努める企業としての責任を全うするため、今回の規約変更に踏み切ったと考察できます。9月1日からの削除対象化、そしてメルカリShopsを含むすべての該当出品物に対する取り下げ要請は、このポリシー変更の重要性と、迅速かつ徹底した対応を求める同社の強い意思を示すものです。この措置により、デリケートな情報の不適切な流通を未然に防ぎ、より倫理的かつ信頼性の高いマーケットプレイス運営を目指していると分析できます。これは、プラットフォームが社会的な役割を果たす上で、単なる経済活動だけでなく、倫理的・社会的な側面にも配慮する姿勢の表れと言えるでしょう。

FAQ

Q
過去に販売禁止になったものを教えてください。
A

9月1日から禁止となる「胎児のエコー写真」のように、社会的な話題やニュースになったことでメルカリが販売禁止に踏み切ったケースは過去にもいくつかあります。

社会問題化したり、悪用が懸念されたりすることで、運営側が後からルールを改正する形で対応した事例です。特に話題になったものを以下にご紹介します。

「現金」の出品 (2017年)

最も有名で、社会的に大きなニュースとなった事例の一つです。
  • 何が起きたか1万円札4枚を「47,300円」で販売するなど、額面以上の価格で「現金」そのものが出品されるケースが相次ぎました。
  • なぜ問題になったかこれは、クレジットカードのショッピング枠を現金化したい利用者が主な購入者でした。「現金」をクレジットカードで購入することで、実質的な借金と同じ効果を得ようとしていたのです。これは**マネー・ロンダリング(資金洗浄)**につながる可能性や、貸金業法に抵触するおそれがあるとして、金融庁も注意喚起する事態となりました。
  • 結果ニュースで大きく報じられた後、メルカリはすぐに現在発行されている現金の出品を禁止しました。

コロナ禍での「衛生用品」の高額転売 (2020年〜)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、社会が混乱する中で起きた問題です。
  • 何が起きたか感染拡大の初期、全国的に品薄となったマスクや消毒液などが、定価を大幅に上回る価格で大量に出品されました。
  • なぜ問題になったか本当に必要としている人々に行き渡らない状況を作り出し、社会的な不安を煽るとして大きな批判を浴びました。政府が法律(国民生活安定緊急措置法)に基づいてマスクの転売を禁止するほどの社会問題となりました。
  • 結果メルカリは政府の動きに先んじて、マスクや消毒液などの衛生用品について、定価を超えるような高額での出品を禁止・削除する対応を取りました。

「ChargeSPOT」のモバイルバッテリー (2024年)

レンタル品が不正に転売される事例としてニュースになりました。
  • 何が起きたかモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」のバッテリーが、レンタルされたまま返却されず、メルカリ上で多数出品されていることが発覚しました。いわゆる「借りパク」による転売です。
  • なぜ問題になったか事業者の所有物を不正に販売する行為であり、窃盗品(横領品)の売買にあたるため問題視されました。
  • 結果ChargeSPOTの運営会社がメルカリと協議し、メルカリは利用規約に違反するとしてこれらの出品を禁止・削除する対応を行いました。

「政府備蓄米」の出品 (2024年)

国の食料安定供給のための制度が悪用されたケースです。
  • 何が起きたか農林水産省が飼料用として販売した政府備蓄米が、食用としてメルカリ上で転売されていることが見つかりました。
  • なぜ問題になったか本来の目的とは異なる形で、安く仕入れた米が不当に利益を上乗せして販売されており、国の制度を悪用する行為として問題になりました。
  • 結果この件がニュースで報じられると、メルカリは政府備蓄米の出品を禁止する措置を取りました。

「空の薬莢(やっきょう)」の出品 (2024年)

犯罪への悪用が懸念され、警察庁からの要請で禁止となりました。

  • 何が起きたか使用済みの「空の薬莢」が、コレクション品などとして出品されていました。
  • なぜ問題になったか空の薬莢に火薬を詰めれば、再び銃弾として使用できる可能性があります。テロや犯罪に悪用される危険性があるとして、警察庁がメルカリに対応を要請しました。
  • 結果警察庁からの要請を受け、メルカリは空の薬莢を禁止出品物に追加しました。
これらの事例からわかるように、メルカリは社会情勢やニュース、関係省庁からの要請などを踏まえ、プラットフォームの健全性を保つために随時、禁止出品物の見直しを行っています。

他にも気になることがあればコメントをください。

所感

メルカリが胎児のエコー写真の出品を禁止したとの報に触れ、私はこの決定を非常に適切かつ賢明な判断だと感じました。フリマアプリという特性上、様々な商品が取引される一方で、個人のプライバシーや倫理的な配慮が求められるデリケートな情報も含まれる可能性があります。エコー写真は、個人の極めてプライベートな情報であり、その売買が「不適切」と判断されたことに共感します。

このような措置は、プラットフォームの信頼性を高め、ユーザーが安心して利用できる環境を維持するために不可欠だと考えます。将来的に起こりうるプライバシー侵害のリスクや、写真の意図せぬ流用といった問題の発生を未然に防ぐ上で、先手を打った対応として評価できます。

特に「不適切と判断されるもの」という明確な基準を設けることで、運営側の姿勢が明確になり、他のユーザーへのガイドラインとしても機能するでしょう。今回の決定は、単なる出品禁止に留まらず、デリケートな情報の取り扱いに関する社会的な意識の高まりに対応する、メルカリの責任ある企業姿勢を示すものと捉えられます。今後も、このような倫理的側面を考慮した運営が継続されることを期待しております。

メルカリとしては売上より社会的な問題の解決を優先させてるとは思います。

ただどうしても後手後手になっている印象です。

コメント

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