ソーシャルボタンとは?SNSシェアを促す拡散ボタンの仕組み

マーケティング・戦略
ソーシャルボタンとは?ざっくりと3行で
  • Webページ上に設置されSNSへのシェア・いいね・フォローをワンクリックで行えるUIコンポーネントのこと。X(旧Twitter)・Facebook・LINEのシェアボタンが代表例だ
  • コンテンツをユーザーが自分のSNSに広めやすくすることで、口コミによる自然な拡散を促すコンテンツマーケティングの仕掛けとして機能する
  • 旧Facebookの「いいね」ボタンはページを閲覧しただけで行動データがFacebookに送信される問題が指摘され、GDPR施行後に欧州で規制対象になった。プライバシーと利便性のトレードオフを理解して設置する必要がある

【深掘り】これだけ知ってればOK!

ソーシャルボタンの仕組みは大きく2種類ある。SNSプラットフォームが提供する公式ウィジェット型(ページ読み込み時にSNSのサーバーと通信するため、シェア数を表示できるがページ速度とプライバシーに影響がある)と、SNSとは独立した静的リンク型(プラットフォームとは通信せず軽量でプライバシーリスクが低いが、シェア数は表示できない)だ。

ページ速度(Core Web Vitals)の観点では、複数のSNSウィジェットを埋め込むと外部スクリプトの読み込みでページ表示が遅くなる。SEOを重視するサイトでは静的リンク型のシェアボタンを採用するケースが増えている。Xシェアボタンの基本リンク形式はhttps://twitter.com/intent/tweet?url=【URLエンコードしたページURL】&text=【テキスト】という形式で、これだけでシェアボタンとして機能する。

GDPR(EU一般データ保護規則)施行後、Facebookの公式いいねボタンはユーザーの同意なしにトラッキングデータを収集するとして欧州各国で問題視された。日本でもプライバシーポリシーへの記載と同意取得が求められるケースがある。

OGP(Open Graph Protocol)はSNSでシェアされたときに表示されるタイトル・画像・説明文を設定するメタタグだ。OGPが正しく設定されていないとシェアされても地味な見た目になってクリック率が下がるため、ソーシャルボタンの設置とOGPの設定は必ずセットで対応する必要がある。

シェアされやすいコンテンツの条件として「有用性・感情的共鳴・驚き・共感」が挙げられる。ボタンはシェアのハードルを下げるだけで、コンテンツ自体の価値がシェア数を左右する。まず「このコンテンツは人に薦めたいと思うか?」を自問してから設置を判断すると良い。

よくある誤解

ソーシャルボタンを設置すればシェアが増えるという誤解

ボタンの設置はシェアのハードルを下げるだけで、コンテンツの質が低ければシェアは増えない。シェアされやすいコンテンツ(有用・感情的・驚き・共感を呼ぶ)を作ることが先決で、ボタンはその補助に過ぎない。

シェア数が多いほどSEOに直接効くという誤解

GoogleはSNSのシェア数を直接的なランキング要因として使っていないことを公式に述べている。ただしシェアが増えることで被リンクが増えたり、ブランド認知が上がって検索流入が増えるという間接的な効果はある。シェア数=SEO効果という単純な等式は成り立たない。

会話での使われ方

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この記事にソーシャルボタン付けたらシェアが一気に増えました。ワンクリックで広がるのって大事ですね。読者がシェアしやすい状況を作るだけで全然違う。

ブログ運営者がコンテンツマーケティングの改善結果を話している場面。ユーザーの行動ハードルを下げる小さな工夫が拡散に影響する。

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Facebookのウィジェット入れるとページが遅くなるので、静的なシェアリンクに変えました。速度改善してCore Web VitalsのLCPスコアも上がりました。

フロントエンドエンジニアがページ速度最適化の成果を報告している場面。公式ウィジェット型から静的リンク型への変更は速度改善の定番施策だ。

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GDPRの観点でソーシャルボタンの設置は問題ないですか?欧州向けサイトなんですが。同意バナーとの兼ね合いで確認したくて。

マーケターが法務担当に確認している場面。GDPR適用サイトでFacebookウィジェットを設置する場合は同意取得の仕組みが必要だ。

【まとめ】3つのポイント

  • 「ソーシャルボタンの正体」:ワンクリックでシェアできるUIがシェアのハードルを下げる補助ツールで、シェアされる価値のあるコンテンツがあって初めて機能する仕掛けだ
  • 公式ウィジェット型は速度とプライバシーのトレードオフ:シェア数表示のメリットとページ速度低下・プライバシーリスクを天秤にかけて設置方式を選ぶことが重要だ
  • GDPRと国内プライバシー対応を確認してから設置する:欧州向けサービスや個人情報を扱うサイトでは、ソーシャルボタンによるデータ収集についてプライバシーポリシーへの記載と同意取得が必要になるケースがある

よくある質問

Q
WordPressにソーシャルボタンを設置するにはどうすればいいですか?
A

Cocoonテーマにはソーシャルボタン機能が内蔵されています。外部プラグインではSNS Count Cacheなどがあります。ページ速度を重視する場合は静的リンク型のボタンをHTMLで実装する方法がおすすめです。

Q
Xシェアボタンのリンク形式を教えてください
A

https://twitter.com/intent/tweet?url=ページURLをURLエンコードしたもの&text=テキスト という形式です。ページのURLとOGPタグが正しく設定されていれば、これだけでシェアボタンとして機能します。

Q
ソーシャルボタンのシェア数が表示されなくなったのはなぜですか?
A

Facebookは2018年にシェア数APIの外部公開をキャンセルしました。現在はFacebook公式のウィジェットを使っても外部からシェア数を取得する方法は限られています。XもAPIを有料化しているため取得コストが上がっています。

Q
ソーシャルボタンとOGPの関係を教えてください
A

OGP(Open Graph Protocol)はSNSでシェアされたときに表示されるタイトル・画像・説明文を設定するメタタグです。ソーシャルボタンでシェアした際にどのような見た目になるかはOGPの設定で決まります。OGPが正しく設定されていないと、シェアされても地味な見た目になってクリック率が下がります。

この用語と一緒に知っておきたい用語

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【出典】参考URL

https://ogp.me/ :OGP(Open Graph Protocol)仕様
https://developer.twitter.com/en/docs/twitter-for-websites/tweet-button/ :X シェアボタン仕様
https://pagespeed.web.dev/ :Google PageSpeed Insights

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