- 遊ぶ・歩く・眠るなど日常の行動で暗号資産やNFTを稼ぐ仕組みの総称のこと!
- Xには Play・Move・Sleep・Learn・Eat などの動詞が入り、ブロックチェーン技術で行動に経済的な報酬を付与するビジネスモデル
- STEPNなどのヒット事例が示すように生活そのものが収入源になる新しい経済圏が生まれつつある
毎日の通勤で1万歩を達成しても、万歩計の数字が増えるだけで何も得られない。そんな日常が、X to Earnの登場で一変しつつあります。ブロックチェーン技術を活用することで、歩く・眠る・食べる・学ぶといった日常のあらゆる行動にトークン報酬が紐づけられる仕組みが次々と生まれているのです。
X to Earnが画期的なのは、報酬の対象がゲームだけにとどまらない点にあります。Move to Earnの代表格STEPNは歩行距離に応じた報酬で世界的ヒットを記録し、Sleep to Earnは睡眠の質をスコア化して報酬に変換します。さらには食事を記録するEat to Earn、英語学習でトークンを獲得するLearn to Earnなど、生活そのものが経済活動に変わる経済圏が広がりを見せています。
ただし、デプロイ太郎が警告するように、報酬の出どころを確認せずに飛びつくのは危険です。新規ユーザーの課金だけで報酬を賄うモデルは、参入者が減った瞬間にトークン価格が暴落し、初期投資の回収すら困難になるリスクを抱えています。企業のマーケティング投資やデータ活用費を財源とするモデルであれば持続性は高まりますが、そうした構造になっているかはホワイトペーパーで事前に確認する必要があるでしょう。斬新なアイデアに魅力を感じつつも、経済設計の健全性を見極める目を持つことが、X to Earn時代を賢く生きるための第一歩となります。
【深掘り】これだけ知ってればOK!
X to EarnはXをすることで稼ぐという意味の概念です。Xには Play(遊ぶ)・Move(動く)・Sleep(眠る)・Learn(学ぶ)・Eat(食べる)など、あらゆる日常の動詞が入ります。ブロックチェーン技術を活用し、これらの行動に対してトークンやNFTの形で報酬が支払われる仕組みが特徴です。
この概念を一気に広めたのがPlay to Earn(遊んで稼ぐ)の先駆けであるAxie Infinityでした。2021年にはフィリピンの若者がゲームの報酬で生活費を稼ぐ事例が世界中で話題となり、その後STEPNに代表されるMove to Earn(歩いて稼ぐ)が爆発的にヒット。さらに眠るだけで報酬が得られるSleep to Earn、英語学習でトークンを獲得するLearn to Earn、食事を記録して稼ぐEat to Earn、運転で稼ぐDrive to Earn、広告を閲覧して稼ぐBrowse to Earn(Braveブラウザ)など、次々と新しいジャンルが生まれています。
X to Earnの稼げる仕組みは、大きく分けて2つの資金源で成り立っています。ひとつはユーザーが支払う初期投資やレベルアップ費用。もうひとつは、ユーザーの行動データに価値を見出す企業からのマーケティング投資です。後者のモデルは持続可能性が高く、たとえば歩行データをシューズメーカーに提供する見返りとして報酬を得る設計は、ユーザー同士の資金を回すだけの構造とは異なる健全性を持っています。
会話での使われ方

うちの健康経営アプリにMove to Earnの仕組みを取り入れたら、社員の運動習慣を促進しながらリワードも出せるんじゃないか。検討してみてくれ。
事業企画部長が開発チームに向けて、社内向け健康増進施策の会議で発言した場面です。X to Earnの行動促進効果を福利厚生に応用しようという意図で使われています。




御社のX to Earnサービスですが、トークンの報酬財源はユーザー課金だけですか?企業スポンサーからのデータ購入費を組み込まないと持続性に不安がありますね。
投資家がX to Earnスタートアップとの面談で質問した場面です。ユーザー間の資金を回すだけのモデルでは持続できないため、外部からの資金流入があるか確認しています。




X to Earnって聞くと何でも稼げそうに見えるけど、大事なのは報酬の出どころだよ。まずホワイトペーパーでトークンの流れを確認してから手を出してね。
先輩のWeb3エンジニアが後輩に向けて、X to Earn系サービスの調査を指示する際にアドバイスした場面です。魅力的な報酬に目を奪われず、経済設計の健全性から判断するよう促しています。
【まとめ】3つのポイント
- 生活がまるごとスタンプラリー:X to Earnは遊ぶ・歩く・眠る・学ぶ・食べるなど、日常のあらゆる行動にトークン報酬を紐づける仕組みの総称
- 行動データに価値が生まれる:企業がユーザーの行動データに投資するモデルなら、ユーザー同士の資金循環に頼らない持続可能な経済圏を構築できる可能性がある
- 短命プロジェクトのリスク:トークン設計が不適切なサービスは新規ユーザーが途絶えた時点で経済が崩壊するため、報酬の財源を事前に確認することが不可欠
よくある質問
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QX to Earnには現在どんな種類がありますか?
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A
代表的なものとして、ゲームで遊んで稼ぐPlay to Earn、歩いて稼ぐMove to Earn、眠って稼ぐSleep to Earn、学んで稼ぐLearn to Earn、食べて稼ぐEat to Earn、運転して稼ぐDrive to Earn、広告を見て稼ぐBrowse to Earn、音楽を聴いて稼ぐListen to Earnなどがあります。日常のさまざまな行動がトークン報酬の対象になる方向へ拡大し続けています。
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QX to Earnの報酬はどこから出ているのですか?
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A
主に2つの資金源があります。ひとつはユーザーが支払うNFT購入費やレベルアップ費用で、運営がその一部を報酬として再分配する仕組みです。もうひとつは、ユーザーの行動データに価値を見出す企業からのマーケティング投資です。後者のモデルは新規ユーザーの増減に左右されにくく、持続可能性が高いと注目されています。
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QX to Earnは無料で始められますか?
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A
サービスによって異なります。Braveブラウザのように完全無料で始められるものもあれば、STEPNのようにNFTスニーカーの購入に数万円の初期投資が必要なものもあります。無料で始められるサービスで仕組みを理解してから、有料サービスへの投資を検討するのが安全でしょう。
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QX to EarnとGameFiとの違いは何ですか?
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A
GameFiはゲーム(Game)と金融(Finance)を掛け合わせた概念で、ブロックチェーンゲーム全般を指します。一方X to Earnは、ゲームに限らず歩く・眠る・食べるなどあらゆる日常行動で稼ぐ仕組みの総称です。つまりGameFiのPlay to EarnはX to Earnの一種であり、X to Earnの方がより広い概念となります。
【出典】参考URL
https://www.cryptact.com/blog/x-to-earn :X to Earnの定義・Play/Move/Sleepの代表事例・大手企業の参入動向
https://www.gfa.co.jp/crypto/column/beginner/x2earn/ :X to Earnの背景・NFT/ブロックチェーン技術の進化との関係
https://fortna.co.jp/ventures/x-to-earn/ :X2Eの稼げる理由・STEPNの仕組み・Sleep to Earnの解説
https://matsumoto-inc.co.jp/nft-media/x-to-earn/ :Sleep/Drive/Eat to Earnなど多彩な種類の事例紹介
https://nft-hack.jp/691 :◯◯ to Earnプロジェクト11種の総まとめ・Drive to Earnの解説
https://chizaizukan.com/pickup/special/AvvvzzUPdtJcmjpPpSChl/ :Learn to Earn・Listen to Earnなど知財視点での事例紹介



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