ミドルファネルとは、認知と購買の中間で見込み客の検討を促すマーケティング段階のこと。施策と役割を解説します。

マーケティング・戦略
ミドルファネルとは?ざっくりと3行で
  • マーケティングファネルで認知(トップ)と購買(ボトム)の中間に位置して見込み客の比較検討を促す段階のこと
  • 商品を知った見込み客が「自分に合うか」を検討するフェーズで比較資料・事例・ウェビナーなどで信頼を築き購買への意欲を高める役割を担う
  • ファネルはトップ(認知)・ミドル(検討)・ボトム(購買)の3層で捉えられ、ミドルファネルは「興味はあるがまだ決めていない」見込み客を逃さず育成する重要な中間段階だ

【深掘り】これだけ知ってればOK!

マーケティングファネルの3段階を整理しよう。トップファネル(TOFU):認知段階。広く商品・課題を知ってもらう(ブログ・SNS・広告)。ミドルファネル(MOFU):検討段階。比較・評価してもらう(事例・比較資料・ウェビナー・ホワイトペーパー)。ボトムファネル(BOFU):購買段階。最後の一押しをする(無料トライアル・デモ・見積もり)。各段階で見込み客の心理状態が異なるため施策も変わる。

ミドルファネルの施策を理解しよう。導入事例・お客様の声:他社の成功事例で「自社でも使えそう」と感じてもらう。比較資料・選び方ガイド:競合との違いや選定基準を示す。ウェビナー・セミナー:深い情報提供で専門性と信頼を示す。メールナーチャリング:段階的に有益な情報を届けて関係を深める。検討中の見込み客の不安を解消し、購買への確信を育てる施策が中心になる。

ミドルファネルが軽視されやすい理由を理解しよう。トップファネル(認知・集客)とボトムファネル(購買・成約)は成果が見えやすいため注力されがちだが、その中間のミドルファネルは効果が見えにくく軽視されやすい。しかし、認知した見込み客の多くはこの検討段階で離脱するため、ここを丁寧に設計しないと集客した見込み客が購買につながらない「ザルのような状態」になってしまう。

ファネルとフライホイールの違いを理解しよう。従来のファネルは「集客→検討→購買」で完結する一方通行のモデルだ。近年はHubSpotが提唱する「フライホイール(はずみ車)」という、顧客満足が新たな顧客を呼ぶ循環型のモデルも注目されている。購買後の顧客体験を重視し、満足した顧客が口コミや紹介で新規顧客を生む好循環を作るという考え方だ。

BtoBでのミドルファネルの重要性を理解しよう。BtoBは購買検討期間が長く、複数の関係者が関与するため、ミドルファネルでの情報提供と信頼構築が特に重要だ。検討段階の見込み客に対して、課題解決に役立つコンテンツを継続的に提供する「リードナーチャリング」を行い、MA(マーケティングオートメーション)ツールで見込み客の関心度を測りながら適切なタイミングで営業に引き渡す。

よくある誤解

マーケティングは認知(集客)と購買(成約)だけが重要だと思っている

認知した見込み客の多くは中間の検討段階で離脱する。ミドルファネルで比較資料や事例を提供して不安を解消しないと、せっかく集客した見込み客が購買につながらない。中間段階の設計が全体の成果を左右する。

ミドルファネルの施策は購買にすぐつながらないから無駄だと思っている

ミドルファネルの施策は即座の購買にはつながりにくいが、見込み客の信頼と購買意欲を育てる重要な役割を持つ。特にBtoBは検討期間が長いため、この段階での継続的な関係構築が最終的な成約率を大きく高める。

会話での使われ方

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集客は増えているのに成約が伸びません。ミドルファネルの施策が弱いので、導入事例と比較資料を強化して検討中の見込み客を育てましょう。

マーケティング責任者がファネルのボトルネックを分析している場面。

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検討段階の見込み客向けにウェビナーを企画しましょう。深い情報提供で信頼を築いてボトムファネルへ送客します。

マーケティング担当者がミドルファネル施策を企画している場面。

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MAツールで見込み客の関心度を測って、ミドルファネルで温まったリードを適切なタイミングで営業に引き渡しましょう。

マーケティングとセールスの連携を設計している場面。

【まとめ】3つのポイント

  • 認知と購買の中間で見込み客の比較検討を促すマーケティング段階:商品を知った見込み客が自分に合うかを検討するフェーズで比較資料・事例・ウェビナーなどで信頼を築き購買への意欲を高める役割を担う
  • 軽視されやすいが見込み客の離脱を防ぐ重要な中間段階:成果が見えにくく軽視されがちだが認知した見込み客の多くがこの検討段階で離脱するため丁寧に設計しないと集客が購買につながらないザル状態になる
  • BtoBでは検討期間が長くナーチャリングによる信頼構築が特に重要:購買検討期間が長く複数の関係者が関与するBtoBではミドルファネルでの継続的な情報提供とリードナーチャリングが最終的な成約率を大きく左右する

よくある質問

Q
マーケティングファネルの3段階とは何ですか?
A

トップファネル(認知)・ミドルファネル(検討)・ボトムファネル(購買)の3段階です。見込み客が認知から購買へ進む過程を漏斗(ファネル)に例えたモデルです。

Q
ミドルファネルではどんな施策をしますか?
A

導入事例・比較資料・選び方ガイド・ウェビナー・メールナーチャリングなどです。検討中の見込み客の不安を解消し、購買への確信を育てる施策が中心です。

Q
なぜミドルファネルが軽視されやすいのですか?
A

集客と成約は成果が見えやすいのに対し、中間の検討段階は効果が見えにくいためです。しかし見込み客の多くがここで離脱するため、軽視すると全体の成果が下がります。

Q
フライホイールとは何ですか?
A

HubSpotが提唱する循環型のマーケティングモデルです。一方通行のファネルと違い、満足した顧客が口コミや紹介で新規顧客を生む好循環を重視します。

【出典】参考URL

https://www.hubspot.jp/ :HubSpotのファネル・フライホイール解説
https://www.salesforce.com/jp/ :Salesforceのマーケティング解説
https://e-words.jp/ :IT用語辞典

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「IT用語、難しすぎて心が折れそう……」という方のための、ハードル低めな用語辞典です。

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