- 匿名質問サービス「Peing-質問箱-」が8月29日に終了
- 終了後はアカウント情報や投稿内容が閲覧・利用不可
- かつて月間2億PVを記録し、2019年には情報漏えいも経験

アカウントは作った記憶はあるのですが、使ったことありません。
SNSの声





寂しいよりもサービス終了が当たり前の声が多い気がします。
考察
「Peing-質問箱-」のサービス終了が発表されたものの、その理由が公式に明かされていないのは、多くのユーザーにとって気になるところでしょう。考えられる要因としては、いくつかの複合的な問題があった可能性が挙げられます。
まず、運営コストと収益性のバランスが崩れたことが考えられます。有料機能が8月15日以降の継続課金処理を行わないとされていることから、サービス維持に必要な収益が確保できなくなったか、あるいは将来的な収益が見込めないと判断されたのかもしれません。個人開発から始まり、ジラフ、Digital monkeyと運営会社が複数回変わっている点も、経営方針の転換や事業としての課題が継続的に存在したことを示唆しています。
次に、過去のセキュリティ問題の影響も無視できません。2019年にTwitterのトークン情報が第三者に閲覧される脆弱性が発覚し、最大で149万件分のメールアドレスと94万件のハッシュ化されたパスワードが漏洩した可能性があると報じられています。このような大規模な情報漏えいは、ユーザーの信頼を大きく損ねるだけでなく、その後のセキュリティ対策にかかる費用や労力も相当なものになったはずです。この過去の問題が、サービス継続の負担となっていた可能性もあります。
また、匿名質問サービスという性質上、誹謗中傷などの問題への対応コストや、利用規約の遵守を徹底する難しさも運営上の課題だったかもしれません。ユーザー数の減少や、新しいプラットフォームとの競合も背景にあった可能性も否定できないでしょう。
最終的には、ビジネスとしての持続可能性、技術的な運用負荷、そして過去の信頼性問題など、複数の要因が絡み合ってサービス終了という決断に至ったと推察されます。
FAQ
- QPeingの代替として利用できる主要な質問箱サービスを教えてください。
- A
- Q情報漏えいした場合にかかる費用を教えてください。
- A
情報漏えいが発生した場合にかかる費用は、漏えいした情報の種類、件数、企業の規模、対応の迅速さなど、多くの要因によって大きく変動しますが、時には数億円から数十億円にものぼる甚大な損害となる可能性があります。費用は大きく分けて「直接的な損害」と「間接的な損害」に分類できます。
費用の種類 内容 費用の目安 事故原因・被害範囲の調査費用 外部の専門家(フォレンジック調査会社など)に依頼し、何が原因で、どこまで情報が漏えいしたのかを特定するための費用。 数百万円~数千万円以上 復旧・再発防止策の費用 システムの復旧、セキュリティ強化、従業員への研修など、再発を防ぐためにかかる費用。 数十万円~数億円以上 法律相談費用 弁護士への相談、法的対応の検討にかかる費用。 数十万円~数百万円 コールセンター設置・運営費用 被害者からの問い合わせに対応するための窓口設置・運営費用。 3ヶ月の対応で700万円~1,000万円程度(10席規模の場合) 通知・連絡費用 被害者への郵送やメールでの通知、記者会見の開催などにかかる費用。 1万人へのDM送付で約130万円、新聞広告(地方紙)で約50万円 見舞金・見舞品購入費用 被害者へのお詫びとして支払う金券や物品の購入費用。日本では500円の金券が送られるケースが多い。 1万人へ500円の金券を送付した場合、約650万円 損害賠償金(慰謝料) 被害者から損害賠償請求訴訟を起こされた場合に支払う賠償金。 1人あたり数千円~数万円が相場。過去の判例では、漏えいした情報の機微性(例:病歴など)が高いほど高額になる傾向があります。例えば、エステティックサロンの顧客情報漏えい事例では1人あたり3万5千円の賠償が命じられました。 制裁金・課徴金 個人情報保護法などの法令に違反した場合に、国から課される金銭的な制裁。 改正個人情報保護法では、法人に対して最大1億円の罰金が科される可能性があります。





最盛期にはシェア率1位だっただけに勿体ないですね。
所感
「Peing-質問箱-」がサービスを終えるというニュースは、特に使ってはいませんでしたが、個人的に非常に寂しい気持ちになりました。匿名で気軽に質問を投げかけられる手軽さが、公開当初からとても魅力的だったと思います。月間2億ページビューという驚異的な成長を遂げたサービスが、数年でその幕を下ろすというのは、インターネットサービスが持つ栄枯盛衰のサイクルを改めて実感させられました。
特に気になったのは、サービス終了後はアカウント情報や投稿内容が一切閲覧できなくなるという点です。過去のやり取りが思い出として残っているユーザーにとっては、突然の消失はショックが大きいのではないでしょうか。今回の件は、私たちがオンラインサービスに預けているデータが、決して永続的なものではないという現実を突きつけます。今後、他のサービスを利用する際にも、自分の大切なデータはこまめにバックアップを取るなど、自己管理の意識を一層高めていく必要がありそうだと感じました。





頻繁に使ってなかったサービスでも勝手ながらに、終了となると寂しくなるもんですね。
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