DeFiとは?銀行なしで動く金融の仕組みを初心者向けに解説

システム開発・テクノロジー
DeFiとは?ざっくりと3行で
  • 銀行や証券会社のような仲介者なしで動く金融サービスの総称のこと!
  • ブロックチェーン上のスマートコントラクト(自動実行プログラム)が銀行員の代わりに貸し借りや送金を処理してくれる
  • 導入が進むと手数料の削減・24時間取引・世界中どこからでもアクセス可能といった恩恵が生まれる
DeFiの仕組みを自動販売機に例え、銀行の窓口待ちから解放される利便性と自己管理の責任を描いた4コマ漫画
①銀行の窓口で送金のために1時間待ちする会社員の女性。②無人の自販機コーナーで送金・貸出・両替が全てできると知り驚く。③ボタンを押すと手数料ほぼゼロで瞬時に送金完了し歓喜する。④デプロイ太郎がパスワード紛失時に誰も助けてくれないと注意を促す。

銀行の窓口で長時間待たされた経験は、多くのビジネスパーソンに心当たりがあるのではないでしょうか。DeFi(分散型金融)は、まさにこの不満を解消するために生まれた仕組みといえます。ブロックチェーン上のスマートコントラクトが銀行員の代わりを務めるため、24時間365日、世界中どこからでも送金や貸し借りが可能になりました。

漫画に登場した自動販売機の例えは、DeFiの本質を的確に表現しています。自販機にお金を入れてボタンを押せば、店員なしで商品が出てくるように、DeFiではプログラムに従って取引が自動実行されるのです。中間業者が不要になることで手数料は大幅に削減され、処理速度も格段に向上します。従来の国際送金では数日かかっていた手続きが、数分で完了するケースも珍しくありません。

しかし、デプロイ太郎が最後に指摘した通り、DeFiには銀行のようなサポート窓口が存在しないという現実を見落としてはなりません。ウォレットの秘密鍵を紛失すれば、預けた資産は永久に取り出せなくなるリスクがあります。さらにスマートコントラクトの脆弱性を突いたハッキング被害も過去に複数報告されており、補償制度は整っていないのが現状です。便利さの裏にある自己責任の重さを理解したうえで、DeFiの技術動向を押さえておくことが、これからのIT業務に携わるうえで不可欠な視点となるでしょう。

【深掘り】これだけ知ってればOK!

DeFiは単なる暗号資産の投資ツールだと思われがちですが、実は銀行・証券・保険といった金融サービスそのものをプログラムで置き換える仕組みである点も押さえておきましょう。

DeFiはDecentralized Finance(分散型金融)の略称で、読み方はディーファイです。従来の金融では、お金を預ける・借りる・送るといった行為には必ず銀行や証券会社といった中央管理者が介在していました。DeFiでは、その中央管理者の役割をブロックチェーン上のスマートコントラクトと呼ばれる自動実行プログラムが代行します。

わかりやすく例えると、スマートコントラクトは自動販売機のような存在です。自動販売機にお金を入れてボタンを押せば、店員がいなくても飲み物が出てきます。同じように、DeFiではあらかじめ決められた条件をプログラムに書き込んでおくことで、人を介さずに貸し借りや送金が自動で実行されるのです。

DeFiを利用する際は、資産の管理がすべて自己責任になるという点に注意が必要です。銀行のようにパスワードを忘れたときのサポート窓口は存在しないため、ウォレットの秘密鍵(パスワードに相当するもの)の紛失は資産の喪失を意味します。

会話での使われ方

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うちの新サービス、決済基盤にDeFiの技術を取り入れられないか検討してみてくれ。仲介コストが減れば、ユーザーへの手数料も下げられるはずだ。

事業部長が開発チームに向けて、新しい決済サービスの企画会議で発言した場面です。DeFiの技術を使って中間コストを削減し、サービスの競争力を高めたいという意図で使われています。

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御社のブロックチェーン基盤はDeFi対応も視野に入れていますか?将来的にスマートコントラクトで契約処理を自動化できると、運用工数がかなり減ると思うのですが。

クライアント企業の担当者が、システム開発会社との商談で質問した場面です。ブロックチェーン導入を検討する際に、DeFiの自動化技術を将来の拡張要件として確認しています。

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DeFiって聞くと仮想通貨の投機みたいに聞こえるけど、本質はスマートコントラクトで金融の仲介をなくす技術だから、まずはそこを整理してからリサーチしてみて。

先輩エンジニアが後輩に向けて、DeFi関連の調査タスクを依頼する際にアドバイスした場面です。投機的なイメージに引きずられず、技術の本質から理解するよう促しています。

【まとめ】3つのポイント

  • 銀行のない銀行サービス:DeFiはブロックチェーン上のプログラムが銀行員の代わりを務め、貸し借り・送金・取引を自動で処理する仕組み
  • 手数料削減と24時間アクセス:仲介者が不要になることで手数料が抑えられ、営業時間や国境の制約なく世界中から利用できる
  • 自己管理の責任を理解する:サポート窓口がないため秘密鍵の紛失やハッキングリスクへの備えが不可欠。知識なく飛び込むと資産を失う危険がある

よくある質問

Q
DeFiは日本円でも利用できますか?
A

DeFiのサービスは基本的に暗号資産(仮想通貨)で動いているため、直接日本円を使うことはできません。まず国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)などを購入し、それをウォレットに送金してからDeFiサービスに接続する流れになります。

Q
DeFiでハッキングされたら補償はありますか?
A

DeFiには銀行のような預金保護制度がないため、スマートコントラクトの脆弱性を突かれて資金が流出しても、原則として補償は受けられません。一部のDeFiプロトコルには保険機能を提供するサービスも登場していますが、利用はまだ限定的です。信頼性の高い監査済みプロトコルを選ぶことがリスク軽減の基本となります。

Q
DeFiの代表的なサービスにはどんなものがありますか?
A

代表的なものとしては、暗号資産同士を交換できる分散型取引所(DEX)のUniswap、暗号資産の貸し借りができるレンディングサービスのAaveやCompoundなどが挙げられます。ほかにも、価格が安定したステーブルコインの発行や、保険、デリバティブなど多様なサービスが存在します。

Q
DeFiとCeFiとの違いは何ですか?
A

CeFi(中央集権型金融)は銀行や暗号資産取引所のように、特定の企業が資産を管理・運営する仕組みです。一方、DeFi(分散型金融)はスマートコントラクトが管理を代行するため、特定の運営者が存在しません。CeFiはサポート体制が手厚い反面、運営企業への信頼が前提となり、DeFiは透明性が高い反面、すべてが自己責任になるという違いがあります。

【出典】参考URL

https://stripe.com/jp/resources/more/decentralized-finance :DeFiの定義・仕組み・メリットとリスクの全体像
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/eng/d/E0152.html :DeFiの基本定義とスマートコントラクト・レンディングの解説
https://coincheck.com/ja/article/451 :DeFiのメリット・デメリットとCeFiとの比較
https://kpmg.com/jp/ja/home/insights/2023/01/web3-blockchain-04.html :DeFiの革新性・DEXの仕組み・課題の詳細解説
https://hedge.guide/cryptocurrency/guide/difference-between-defi-and-cefi :DeFiとCeFiの違いに関する比較解説
https://www.coindeskjapan.com/232356/ :DeFiの歴史的背景とイーサリアムとの関係

コメント

「IT用語、難しすぎて心が折れそう……」という方のための、ハードル低めな用語辞典です。

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