GCPとは?Google製クラウドの得意分野を解説

IT基礎・一般用語
GCPとは?ざっくりと3行で
  • Googleが提供する、サーバーやAI・データ分析をネット経由で使えるクラウドサービスの総称のこと!
  • YouTube・Google検索・Gmailを支えるのと同じインフラ基盤を、一般企業や個人でも利用できるのが最大の魅力
  • 特にビッグデータ分析のBigQueryやAI・機械学習の分野でAWSAzureより優位とされ、データ活用を重視する企業に選ばれている
GCPを4コマ漫画で解説。全店舗の売上を手作業で集計していた飲食チェーンの店長が、Googleと同じ分析装置を導入して数秒で売上傾向を把握できるようになった事例。
①山積みのレシートを手作業で集計し疲弊する飲食チェーンの店長。②Googleと同じ分析装置が数億件を数秒で処理する施設に驚く。③自店に分析装置を導入し全店舗の傾向が一目でわかりガッツポーズ。④デプロイ太郎が何を調べるかは自分で決めろと締める。

複数店舗を展開する飲食チェーンでは、日々の売上集計だけでも膨大な作業量が発生します。レシートや伝票を手作業でまとめ、Excelに転記し、前年比や曜日別の傾向を分析する。この作業に毎日数時間を費やしているケースは珍しくないでしょう。問題は時間がかかるだけでなく、分析結果が出る頃には意思決定のタイミングを逃しているという点にあります。

GCPのBigQueryのようなビッグデータ分析基盤を導入すると、この状況は一変します。全店舗のPOSデータをクラウドに集約し、数億件規模のトランザクションでも数秒〜数分で分析結果を返せるのが最大の強みです。しかもこの基盤は、Google検索やYouTubeを支えるのと同じインフラ上で動いているため、安定性と処理速度に関しては折り紙つきといえるでしょう。

ただし、どれほど高性能な分析装置を手に入れても、何を分析し、どう経営判断につなげるかは人間が決めなければなりません。天候と来客数の相関を見るのか、メニュー別の利益率を比較するのか、分析の目的が曖昧なまま導入すると、コストだけが積み上がる結果になりかねません。ツールの導入はゴールではなく、データをもとに意思決定するサイクルを回すためのスタート地点だという意識が、GCP活用を成功に導く鍵となるはずです。

【深掘り】これだけ知ってればOK!

GCPはAWSやAzureに比べてシェアが小さいと思われがちですが、実はデータ分析とAI・機械学習の分野では業界をリードする技術力を持っている点を押さえておきましょう。

GCPとはGoogle Cloud Platform(グーグル クラウド プラットフォーム)の略称で、Googleが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。2022年に正式名称がGoogle Cloudへ変更されましたが、現場ではいまもGCPという略称が広く使われています。AWS、Azureと並ぶ世界3大クラウドの一角で、100種類以上のサービスを展開しています。

最大の強みは、Google検索・YouTube・Gmailを動かしているのと同じインフラ基盤を利用できる点にあります。世界中から毎秒膨大なアクセスが集中するGoogleのサービスを支えるネットワークとデータセンターは、安定性・処理速度ともにトップクラスです。さらにBigQueryという独自のデータ分析サービスは、数テラバイト規模のデータも数秒〜数分で処理でき、マーケティング分析や需要予測の現場で重宝されています。

GCPを検討する際に知っておきたいのが料金面の特徴です。従量課金は秒単位で計算されるため、短時間の利用ではAWSより割安になるケースがあります。また、一定期間の継続利用で自動的に最大30%の割引が適用される仕組みがあり、予約の手間なくコストを抑えられる点も見逃せません。

会話での使われ方

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売上データの分析基盤、GCPのBigQueryで組むのが一番速いと思います。数億レコードでも数秒で返ってきますし。

データエンジニアが、マーケティング部門との打ち合わせで分析基盤の構築方針を提案している場面です。大量データの高速処理が必要なケースでは、BigQueryの処理速度がGCPを選ぶ決め手になることが多くあります。

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うちはGA4のデータをBigQueryに連携してるから、クラウドもGCPに寄せた方が管理しやすいんですよね。

Webマーケティング担当者がインフラチームとクラウド選定を議論している場面です。Google Analytics 4とBigQueryの連携はGCP特有の強みであり、Webマーケティングに注力する企業がGCPを選ぶ理由のひとつとなっています。

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GCPの学習を始めるなら、まずCloud Digital Leaderの資格から入るといいよ。全体像が整理されるから実務にも活きるはず。

先輩エンジニアが、GCP学習を始めたばかりの後輩にアドバイスしている場面です。Cloud Digital LeaderはGCPの入門資格にあたり、技術者でなくても受験できるため、最初の学習指針として広く勧められています。

【まとめ】3つのポイント

  • Googleのインフラをそのまま使えるクラウド:YouTube・Google検索と同じ基盤だから、安定性と処理速度がトップクラス
  • データ分析・AI分野が圧倒的に強い:BigQueryの超高速処理やTensorFlowとの連携で、データ活用を重視する企業に選ばれている
  • 秒単位課金+自動割引でコストを抑えやすい:継続利用で最大30%の自動割引が適用され、予約の手間なくコストを最適化できる

よくある質問

Q
GCPとGoogle Cloudは同じものですか?
A

GCPはGoogle Cloud Platform(グーグル クラウド プラットフォーム)の略称で、2022年にGoogle Cloudへ正式名称が変更されました。実態としては同じサービスを指しており、現場では今もGCPという呼び方が広く使われています。

Q
GCPは無料で使えますか?
A

はい、無料で始められます。GCPでは新規アカウント登録時に90日間有効な300ドル分のクレジットが付与されるほか、一部のサービスには常時無料で使える枠が用意されています。学習や個人開発の用途であれば、無料枠の範囲内で十分に試すことが可能です。

Q
BigQueryとは何ですか?
A

BigQueryはGCPが提供するビッグデータ分析サービスです。もともとGoogle社内で使われていた大規模データ処理システムをベースにしており、数テラバイト規模のデータでも数秒〜数分で分析結果を返せるのが特徴です。Google Analytics 4との連携も可能で、Webマーケティングのデータ分析に広く活用されています。

Q
GCPとAWSの違いは何ですか?
A

どちらもクラウドでサーバーやデータベースを提供するサービスですが、得意分野が異なります。AWSはサービス数の多さと幅広いエンタープライズ対応が強みで、クラウド市場シェア1位を維持しています。一方GCPはデータ分析のBigQueryやAI・機械学習の領域で優位性があり、秒単位課金や継続利用の自動割引といったコスト面の特徴も持っています。データ活用を重視する企業にはGCPが選ばれやすい傾向です。

【出典】参考URL

https://proengineer.internous.co.jp/content/columnfeature/17019 :GCPの概要・サービス別解説・料金体系の根拠
https://www.dsk-cloud.com/blog/complete-introduction-to-gcp :GCPの基本情報・学習方法・プロジェクト構成の根拠
https://managed.gmocloud.com/knowledge/googlecloud/basicofgooglecloud01.html :GCPからGoogle Cloudへの名称変更経緯の根拠
https://www.tramsystem.jp/voice/voice-2723/ :BigQuery・機械学習サービス・AWSとの比較の根拠
https://ic-solution.jp/blog/gcp :GCPの特徴・無料枠・AWSとの違いの根拠

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「IT用語、難しすぎて心が折れそう……」という方のための、ハードル低めな用語辞典です。

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