- コンピュータが今まさに処理している内容を一時的に広げておく作業領域、それがメモリーだ
- 机の広さにたとえられ、ここが広いほど多くの作業を同時に、ゆったりと進められる
- メモリーの役割がわかると、アプリをたくさん開くと重くなる理由や、その対策が見えてくる
【深掘り】これだけ知ってればOK!
メモリーは、作業机にたとえると理解しやすい部分です。書類をしまっておく引き出しがドライブだとすれば、今広げて作業している机の上がメモリーにあたります。コンピュータは、処理するデータをいったんこの机の上に広げ、そこで計算や編集を行います。机が広ければ多くの書類を同時に広げられ、狭ければすぐにいっぱいになって作業が滞ります。メモリーは、処理の効率を左右する重要な領域なのです。
メモリーには、ドライブと決定的に違う性質があります。それは、電源を切ると中身が消えるという点です。あくまで一時的な作業場所なので、保存したいデータは作業後にドライブへ移す必要があります。作業中の文書をこまめに保存するよう促されるのは、このためです。保存前に電源が落ちれば、机の上に広げていた内容は失われてしまいます。
メモリーの容量は、使い心地に直結します。容量が小さいと、アプリをいくつも開いたときに机が手狭になり、動作がもたつきます。逆に容量が大きければ、たくさんのアプリやタブを開いても余裕を保てます。新しくパソコンを選ぶとき、用途に対してメモリーが足りているかは、快適さを決める大きなポイントです。たくさんの作業を同時にこなしたいなら、ここを重視するとよいでしょう。
よくある誤解
メモリーとドライブは役割が違う
どちらも容量を表すため混同されがちですが、両者はまったく別物です。メモリーは作業中のデータを一時的に置く机、ドライブは保存しておく引き出しです。ドライブの空きを増やしても、メモリー不足による重さは解消しません。原因の見極めが大切です。
容量を増やせば何でも速くなるわけではない
メモリーを増やせばあらゆる動作が速くなる、とは限りません。効果が出るのは、メモリー不足が原因で重くなっている場合です。もともと足りている状態でさらに増やしても、体感はほとんど変わりません。ボトルネックがどこかを見極める必要があります。
会話での使われ方

アプリ開きすぎると重くなるのは、メモリーがいっぱいになるからだよ。使わないのは閉じよう。
先輩が、動作の重さに悩む後輩へ仕組みと対処を教えている場面。




ドライブは空いてるのに重いんです。あ、メモリー不足ってこういうことなんですね。
新人が、重さの原因を取り違えていたことに気づいて先輩に話すやり取り。




複数のアプリを同時に使う職種には、メモリーを多めに積んだ端末を割り当てたいです。作業の同時進行が多いほど、ここが効率を左右するからです。
情報システム担当者が、端末配備の方針を会議で説明している場面。
【まとめ】3つのポイント
- 作業中のデータを置く机:今処理している内容を一時的に広げる作業領域。机が広いほど多くの作業を同時に進められます。
- 電源を切ると消える:一時的な作業場所のため、電源を落とすと中身は消えます。保存したいデータはドライブへ移します。
- 容量が使い心地を左右:小さいとアプリを開いたときにもたつき、大きければ余裕が保てます。同時作業が多いなら重視を。
よくある質問
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Qメモリーとドライブは何が違うのですか?
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A
メモリーは作業中のデータを一時的に置く机、ドライブは保存しておく引き出しにあたります。メモリーは電源を切ると消えますが、ドライブは残ります。役割がまったく異なるため、容量の数字も別物として見る必要があります。
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Qメモリーが足りないとどうなりますか?
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A
アプリをいくつも開いたときに作業領域が手狭になり、動作が重くもたつきます。足りない分をドライブで代用しようとしますが、ドライブは大幅に遅いため、その間さらに重く感じられます。同時に開くアプリを減らすと改善します。
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Qメモリーは多いほどいいのですか?
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A
不足している場合は増やすと快適になりますが、すでに足りているなら、さらに増やしても体感はほとんど変わりません。自分が同時にどれだけの作業をするかに見合った容量があれば十分です。用途に応じて判断しましょう。
-
Qメモリーとストレージの違いは何ですか?
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A
メモリーが作業中のデータを一時的に置く高速な領域なのに対し、ストレージはデータを長期保存する領域で、電源を切っても残ります。一時的な作業場がメモリー、保管庫がストレージ、と役割で区別すると整理できます。
この用語と一緒に知っておきたい用語
| 用語 | この記事との関連 |
|---|---|
| ドライブ | ドライブは関連分野でよく登場する重要キーワードです。データを記録したり読み出したりする役目を担う装置、それがコンピュータにおけるドライブだ |
| データ | 本記事のテーマと実務上セットで使われることが多い用語です。コンピュータが処理する数値や文字、画像といった事実や資料そのもの、それがデータだ |
| ストレージ | ストレージとの関係を知ると全体像がつかみやすくなります。データを永続的に保存・記憶するための装置や仕組みの総称。記憶媒体・記憶装置とも呼ばれ、電源を切ってもデータが消えない永続的な記憶領域を指す |
| アイコン | アイコンを押さえると本記事の理解がさらに深まります。アプリやファイル、操作ボタンなどをひと目でわかる小さな絵で表したもの、それがアイコンだ |
| ボトルネック | 次のステップとしてボトルネックを学ぶと知識が広がります。システムや業務プロセスの中で全体の処理能力・スループットを制限している最も遅い・詰まっている箇所のこと。瓶の首(ボトルネック)が水の流れを制限することに由来する |
【出典】参考URL
https://e-words.jp/ :メモリ・主記憶装置の用語定義の参考
https://www.ipa.go.jp/ :コンピュータの記憶の仕組みの参考
https://wa3.i-3-i.info/ :メモリのやさしい解説の参考


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