マイクロコピーライティングとは?ボタンやエラーメッセージの小さな文言がCVRを変える

デザイン・クリエイティブ
マイクロコピーライティングとは?ざっくりと3行で
  • ボタンのラベル・エラーメッセージ・プレースホルダー・確認ダイアログなどUIの中の「小さな文言(マイクロコピー)」を最適化することでユーザーの行動と体験を改善するコピーライティングの技法のこと
  • 「登録する」より「無料で始める」・「送信」より「見積もりを依頼する」という文言の違いがCTAのクリック率・フォームの完了率・サービスへの信頼感に大きな影響を与える
  • UXライティング(User Experience Writing)とも呼ばれ、技術的なコンテンツよりも短い文言だが、ユーザーの不安を解消して次のアクションへ誘導する役割を持つ

【深掘り】これだけ知ってればOK!

マイクロコピーが重要な場所:CTAボタン(「登録する」→「14日間無料で試す」)・フォームのラベルとヒント(「パスワード」→「8文字以上、英数字を含む」)・エラーメッセージ(「入力エラー」→「メールアドレスの形式が正しくありません。例: name@example.com」)・空の状態(Empty State)(「データがありません」→「まだタスクがありません。右上の+から最初のタスクを追加しましょう」)。

マイクロコピーの改善事例:DropboxがフォームのCTAを「Sign Up for Free」→「Get Started for Free」に変更したところコンバージョン率が向上した事例が有名だ。「Sign Up」はアカウント作成という作業を連想させるが、「Get Started」は「始められる」という体験を連想させる言葉への変換だ。CTAは「次に何が起きるか」を具体的に示す動詞ベースの文言が効果的だ。

エラーメッセージのマイクロコピーで注意すべきことを理解しよう。技術的なエラーコード(「Error 403: Forbidden Access」)をユーザーの言葉に翻訳することがマイクロコピーの重要な役割だ。「何が起きたか」→「なぜ起きたか」→「どうすれば解決するか」という3つの情報を短い文言に含めることでユーザーは迷わず次の行動を取れる。

マイクロコピーは些細なことだと思われがちだが、ユーザーが実際にインタラクションする接点であり、フォームの完了率・CVR・サービスへの信頼感に直接影響する。「送信」と「見積もりを依頼する」というボタン1つの違いでCVRが20〜30%変わったA/Bテストの事例がある。

マイクロコピーをA/Bテストで改善する際のポイントを理解しよう。まず改善したいページの「ユーザーが迷っている・離脱している・エラーを繰り返している」箇所をヒートマップ・ファネル分析・セッション録画で特定する。次にその箇所のマイクロコピーを「ユーザーの次のアクションを具体的に示す」文言に変更してA/Bテストで効果を検証するというサイクルが効果的だ。

よくある誤解

マイクロコピーは些細なことだから後回しでいいと思っている

マイクロコピーはユーザーが実際にインタラクションする接点であり、フォームの完了率・CVR・サービスへの信頼感に直接影響する。「送信」と「見積もりを依頼する」というボタン1つの違いでCVRが20〜30%変わった事例がある。

マイクロコピーは誰でも直感的に書けると思っている

効果的なマイクロコピーは「ユーザーの心理・次のアクション・不安の解消」を理解した上で設計する必要がある。UIデザイナーとUXライターが協力して設計して、A/Bテストで検証することが品質の高いマイクロコピー制作の基本プロセスだ。

会話での使われ方

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このフォームのCTAボタン、「送信」だと何が起きるか分からないので「資料を無料でダウンロードする」に変えましょう。CTAは次に何が起きるかを具体的に示す文言が効果的です。

UXライターがCTAボタンの文言改善を提案している場面。

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エラーメッセージが「エラーが発生しました」だけです。「パスワードが間違っています。パスワードを忘れた場合は再設定リンクをクリックしてください」と具体的に書きましょう。

プロダクトデザイナーがエラーメッセージのマイクロコピー改善を指摘している場面。

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空の状態のページに「データがありません」だけ表示しても離脱されます。「まだ注文がありません。今すぐ最初の注文を作成しましょう」という行動を促す文言にしましょう。

UXデザイナーがEmpty Stateのマイクロコピー改善を提案している場面。

【まとめ】3つのポイント

  • ボタンラベル・エラーメッセージ・フォームヒントなど小さな文言がUXとCVRを決める:「送信」か「無料で14日間試す」かというCTAの文言の違いがコンバージョン率に直接影響するためマイクロコピーはUIの中で最もROIの高い改善領域の一つだ
  • CTAは次に何が起きるかを具体的に示す動詞ベースの文言が効果的:「登録する」より「14日間無料で始める」・「送信」より「見積もりを依頼する」という具体的な価値とアクションを伝える文言がユーザーの不安を解消して行動を促す
  • エラーメッセージは「何が起きたか→なぜ→どうすれば解決するか」の3要素を含める:技術的なエラーコードをユーザーの言葉に翻訳して3つの情報を短い文言に含めることでユーザーは迷わず次の行動を取れる

よくある質問

Q
マイクロコピーとUXライティングはどう違いますか?
A

UXライティングはオンボーディングフロー・ヘルプテキスト・通知など広くUIの文言を設計する領域です。マイクロコピーはその中でもボタン・エラーメッセージ・プレースホルダーなど特に短い文言の最適化に焦点を当てた用語です。

Q
マイクロコピーの効果はどうやって測定しますか?
A

A/Bテストが最も確実です。CTAのクリック率・フォームの完了率・離脱率・エラーの発生率などを指標にして、文言のパターンを比較します。

Q
良いCTAの文言の条件は何ですか?
A

①動詞で始まる②次に何が起きるかを具体的に示す③ユーザーにとっての価値を含む④余計な情報を省いて簡潔である、という4つが良いCTAの基本条件です。

Q
マイクロコピーを学ぶ参考になるリソースはありますか?
A

Nielsen Norman GroupのUXライティングに関する記事・Uxcel・「マイクロコピー」(Kinneret Yifrah著)などが参考になります。

【出典】参考URL

https://www.nngroup.com/articles/microcopy/ :NN/gのマイクロコピーの解説
https://www.hotjar.com/conversion-rate-optimization/microcopy/ :HotjarのMicrocopy解説
https://uxcel.com/blog/ux-writing :UXcelのUXライティングガイド

コメント

「IT用語、難しすぎて心が折れそう……」という方のための、ハードル低めな用語辞典です。

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