- 物事を整理する時に、モレなく、ダブりなく分類するための基本的な考え方のことだよ。
- パズルのピースのように、隙間(モレ)がなく、かつ重なり(ダブり)もない状態で全体を網羅する状態を指すんだ。
- これを意識すると、考えの抜け落ちを防ぎ、相手を納得させる論理的で完璧な説明ができるようになるね。

【深掘り】これだけ知ってればOK!
MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)は、マッキンゼーなどのコンサルティング会社で叩き込まれる鉄則です。「Mutually Exclusive(相互に排他的=ダブりがない)」と「Collectively Exhaustive(全体として網羅的=モレがない)」の頭文字を取っています。
例えば、人間を「子供」と「学生」で分けると、ダブり(学生の子供)もあればモレ(働いている大人)もあります。これを「20歳未満」と「20歳以上」で分ければ、ダブりもモレもないMECEな状態になります。ビジネスの課題解決において、見落とし(モレ)は致命的なミスに繋がるため、まずは全体像をMECEに捉えることがスタートラインになります。
会話での使われ方

そのターゲット分析、20代と学生が混ざっていてMECEじゃないからやり直して。




原因をMECEに洗い出してから、優先順位をつけて対策を考えましょう。




ブレインストーミングの段階では、厳密なMECEにこだわらなくても大丈夫です。
【まとめ】3つのポイント
- きれいなピザのカット:誰かの分が重なったり、食べられない部分が残ったりしない状態
- 論理思考の第一歩:話が飛躍したり、大事な点を見落としたりしないためのチェックリスト
- 説得力の向上:「他にも要因があるんじゃない?」というツッコミを未然に防ぐ防御壁
よくある質問
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QMECEの読み方は?
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A「ミーシー」と読みます。「ミッシー」と読む人もいますが、ビジネス現場では「ミーシー」が一般的です。
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QMECEの具体例は何ですか?
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A「男性・女性(生物学的分類)」、「過去・現在・未来(時間軸)」、「新規顧客・既存顧客(顧客分類)」などがわかりやすいMECEの例です。「質・量」や「ハード・ソフト」もよく使われます。
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QMECEじゃない悪い例は?
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A「携帯電話ユーザーを『iPhone』と『Android』に分ける」→これはガラケーなどが抜けているので「モレ」があります。「日本人を『大人』と『会社員』に分ける」→これは会社員の大人が重複しているので「ダブり」があります。
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QMECEを作るためのフレームワークはありますか?
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A3C分析(Customer, Competitor, Company)や4P分析(Product, Price, Place, Promotion)、SWOT分析などが、ビジネス要素をMECEに整理するための代表的な枠組みです。
この用語と一緒に知っておきたい用語
| 用語 | この記事との関連 |
|---|---|
| ファイブフォース分析 | MECEの考え方で5つの競争要因を漏れなく分析する |
| プロジェクト憲章 | スコープ定義で漏れを防ぐためにMECEが活用される |
| アカウントプラン | 提案内容をモレなくダブりなく整理するために使う思考法 |
よくある誤解
完璧なMECEにこだわりすぎると思考が止まる
現実の課題を完全にモレなく・ダブりなく分類することは理論上不可能なケースも多いです。実務では「おおむねMECE」を目指し、分類しきれない要素は「その他」に入れて先に進む判断力が求められます。完璧主義はMECEの最大の落とし穴です。
コンサルタント専用のフレームワークではない
MECEはマッキンゼー発祥の概念として知られていますが、議事録の論点整理やプレゼン資料の構成チェックなど、日常業務でも効果を発揮する汎用的な思考法です。職種や業界を問わず、論理的に物事を整理したい場面で活用できます。


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