URLの最後のスラッシュ「/」を付ける人と付けない人がいます。
どちらが正しいのでしょうか?
URLとスラッシュの関係
URLはWebページの住所だと思うとわかりやすい。スラッシュはその住所の一部で、ディレクトリとファイルを区別する。
例えば、example.com/fruit/
(スラッシュあり)はフルーツというディレクトリを示し、example.com/fruit
(スラッシュなし)はフルーツというファイルを示す。
SEOとスラッシュ
SEO(Search Engine Optimization)は、Webページを検索エンジンが理解しやすいように調整すること。スラッシュの有無はこれに影響を及ぼす。
スラッシュがあると、検索エンジンはそれをディレクトリと認識し、「まだコンテンツが追加されるかもしれない」と思う。スラッシュがないと、それは完全なファイルと見なされ、「これ以上何も追加されない」と認識する。
したがって、スラッシュの有無はページのインデックス方法を変える。そして、間違った使用はページ重複の問題を引き起こし、SEOにマイナスの影響を及ぼす可能性がある。
.phpや.htmlの場合はスラッシュは不要で、ディレクトリの場合はスラッシュ有り。
ユーザビリティとスラッシュ
ユーザビリティは、Webサイトの使用性を意味する。スラッシュの有無はユーザビリティにも影響を与える。
スラッシュがあると、ユーザは「このページにはさらに情報がありそうだ」と感じる。逆に、スラッシュがないと「これは情報が完全に詰まったページだ」と認識する。
スラッシュを付けるべきか?
答えは「一貫性」だ。どちらを選んでも問題ないが、一貫した形式を選んで、そのルールに従うことが大切だ。
Webサイト全体でスラッシュの使用を一貫させると、検索エンジンもユーザも混乱しない。また、リダイレクトやキャノニカルタグを使用して、一貫性を保つことも可能だ。
URLに限らず、一貫性がないWebサイトは、見るのも操作するのも疲れますね。
表示速度の影響
一部のWebサーバーでは、URLの最後にスラッシュがある場合にディレクトリとして認識し、スラッシュがない場合はファイルとして認識する。スラッシュがないとサーバーはファイルを探し、見つからない場合にはディレクトリを探す。
これは理論的には余分な時間と思うかもしれないが、実際の違いは無視できるほど微小なもので、ユーザーが体感できるほどのWebページの表示速度に影響はない。
URLの最後にスラッシュを付けるかどうかを決定する際には、その影響が表示速度に及ぼすわずかな違いよりも、SEOやユーザビリティの観点から考えることがより重要。
スラッシュ有無の結論
URLの最後にスラッシュを付けるかどうかは、SEOとユーザビリティの両方に影響する。それぞれの要素を理解し、Webサイトの目標と一致する方法を選ぶことが重要だ。
スラッシュの使用は一貫性がキーとなるので、一度選んだらそれに従うようにしよう。
URLの最後にスラッシュ「/」無しで統一した方が楽です。
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