AWSとは?ネットの貸しビル感覚でわかる入門解説

IT基礎・一般用語
AWSとは?ざっくりと3行で
  • Amazonが提供する、サーバーやデータベースをネット経由で借りられるクラウドサービスの総称のこと!
  • 自社で高価なサーバー機器を買わなくても、使った分だけ料金を払う従量課金制で必要なITインフラをすぐに用意できる
  • 世界シェア1位のクラウドで、Netflix・任天堂・官公庁など多くの組織が業務基盤として採用している
AWSを貸しビルに例えた4コマ漫画。自社サーバーの維持管理に疲弊した社長が、必要なフロアだけ借りられる貸しビルの仕組みに感動し本業に集中できるようになる事例。
①故障続きの自社サーバールームで修理費と電気代に頭を抱える社長。②貸しビルのロビーで必要なフロアだけ借りられる仕組みに驚く。③設備の心配がなくなり本業に集中してガッツポーズをする社長。④デプロイ太郎が使った部屋の電気消し忘れに注意を促す。

中小企業がITインフラを自前で持つと、サーバーの購入費用だけでなく電気代・冷却装置・保守要員の人件費が毎月のしかかってきます。しかも機器は数年で老朽化するため、定期的な買い替えも避けられません。こうした自社運用(オンプレミス)のコスト構造は、特にIT専任の担当者が少ない企業ほど大きな負担となるでしょう。

AWSのようなクラウドサービスに切り替えると、この構造が根本から変わります。物理的なサーバーの購入・設置・保守はすべてAmazon側が担い、利用者は使った分だけ料金を支払う従量課金制で必要なリソースを確保できるのです。ビルに例えるなら、自社ビルの建設・維持をやめて、必要なフロアだけ借りる貸しビルに引っ越すようなものにあたります。

ただし注意すべき点もあります。従量課金は使った分だけ請求される仕組みのため、不要なリソースを止め忘れると無駄なコストが発生し続けるリスクを抱えています。実際に、テスト用のサーバーを数か月間放置して数十万円の請求が届いたという事例は珍しくありません。AWSの請求アラート機能を設定し、毎月の利用額をモニタリングする運用ルールを最初に整えておくことが、クラウド活用を成功させる第一歩となるはずです。

【深掘り】これだけ知ってればOK!

AWSは単なるレンタルサーバーだと思われがちですが、実はサーバー・データベース・AI・セキュリティまで200以上のサービスを束ねた巨大なITインフラ基盤である点を押さえておきましょう。

AWSとはAmazon Web Servicesの略称で、あの通販大手Amazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスの総称です。2006年のサービス開始以来、世界中の企業に利用されており、クラウド市場でシェア1位を維持し続けています。わかりやすく言えば、自社でサーバー機器を購入・設置・管理しなくても、インターネット経由で必要な分だけITインフラを借りられるサービスにあたります。

従来、企業がWebサービスや社内システムを動かすには、数百万円単位のサーバー機器を購入し、自社に設置し、エンジニアが24時間体制で管理する必要がありました。これをオンプレミスと呼びます。一方、AWSなら初期費用をかけずに、使った分だけ料金を支払う従量課金制でサーバーやデータベースを利用できるのです。必要なときに数分でサーバーを立ち上げ、不要になればすぐ停止できる柔軟さが最大の強みといえるでしょう。

実務で最初に触れることが多いのはAmazon EC2(仮想サーバー)とAmazon S3(データ保存)の2つです。まずはこの2サービスの役割を理解しておくと、AWSの全体像がつかみやすくなります。なお、従量課金ゆえに設定ミスで想定外の高額請求が発生するケースもあるため、利用開始時にはコストアラート(請求通知)の設定を忘れずに行いましょう。

会話での使われ方

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新サービスのインフラ、AWSで構築する方向で進めていいですか?初期費用を抑えられるし、スケールも柔軟にできるので。

開発リーダーが上司に新規プロジェクトのインフラ方針を提案している場面です。コスト面と拡張性のメリットを根拠に、AWSの採用を推薦しています。

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御社の基盤はAWSですか、それともAzureですか?連携部分の設計に影響するので、先に確認させてください。

SIerのエンジニアがクライアントとの打ち合わせで発言している場面です。システム間連携の設計を進める際、どのクラウド基盤を使っているかを事前に確認するのは実務では定番のやりとりです。

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AWSのコンソールって最初は画面が多くて戸惑うけど、まずはEC2とS3だけ触ってみるといいよ。全部覚える必要はないから。

先輩エンジニアが、AWS学習を始めたばかりの後輩にアドバイスしている場面です。200以上あるサービスすべてを把握する必要はなく、まず代表的なサービスから触れるのが実務では効率的なアプローチとされています。

【まとめ】3つのポイント

  • ネットで借りるITインフラ:自社にサーバーを置かず、使いたい分だけネット経由で調達できるクラウドサービス
  • 初期費用ゼロ・従量課金:必要なときに即起動、不要になれば即停止。無駄なコストが発生しにくい
  • 設定ミスのコストリスクに注意:便利な反面、放置や設定誤りで高額請求になるケースもあるため、コストアラートの設定が必須

よくある質問

Q
AWSは個人でも使えますか?
A

はい、個人でも利用できます。AWSにはアカウント作成後12か月間の無料利用枠が用意されており、EC2やS3など主要サービスを一定範囲内で無料で試すことが可能です。学習目的やポートフォリオ作成でも多くの個人ユーザーが活用しています。

Q
AWSの料金はどのくらいかかりますか?
A

AWSは従量課金制のため、利用するサービスの種類や使用量によって料金が変わります。小規模なWebサイトであれば月額数千円程度から始められるケースもあります。AWS公式の料金計算ツール(AWS Pricing Calculator)で事前に見積もりを出すのがおすすめです。

Q
AWSのセキュリティは安全ですか?
A

AWSは世界中の金融機関や政府機関が利用するほど高水準のセキュリティ基盤を備えています。ただし、AWSが守るのはインフラ側のセキュリティで、アクセス権限の設定やデータの暗号化など利用者側の責任範囲もあります。この考え方は責任共有モデルと呼ばれ、AWS利用時に必ず理解しておくべきポイントです。

Q
AWSとAzureの違いは何ですか?
A

AWSはAmazonが提供するクラウドで、サービス数の多さと長年の実績が強みです。一方、AzureはMicrosoftが提供しており、WordやExcelなどMicrosoft製品との連携に優れています。どちらもサーバーやデータベースなど基本機能は共通していますが、既存の社内環境との相性や使いたい機能に応じて選ぶのが一般的です。

【出典】参考URL

https://aws.amazon.com/jp/what-is-aws/ :AWSの公式サービス概要の根拠
https://www.skyarch.net/service/aws-introduction/aws-invoice/whatsaw01/ :AWSの仕組み・メリット・代表サービスの解説の根拠
https://hnavi.co.jp/knowledge/blog/aws/ :AWS・Azure・GCPの比較情報の根拠
https://empowertec.co.jp/blog/aws_services1/ :AWSサービス数(335サービス、2025年時点)の根拠
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-259.html :AWSの特徴と導入メリットの根拠

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「IT用語、難しすぎて心が折れそう……」という方のための、ハードル低めな用語辞典です。

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