- 本人よりも第三者からの情報の方が、信頼しやすいという心理効果
- 本人は自分に有利な情報を発信して、第三者の情報は真実だと無意識に判断している
- レストラン店主が「この店は美味しい」というより、Googleマップのクチコミの方が信頼性を獲やすい
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ウィンザー効果をわかりやすく
ウィンザー効果をわかりやすく説明すると
本人は自分に有利な情報を発信して、第三者はそのまま真実の情報を発信してくれるという、「第三者の評価は、当事者の自己主張よりも信頼できる」という心理ということ
ウィンザー効果とは わかりやすい例
ウィンザー効果をあなたに、落とし込んだ例を交えて、わかりやすく解説すると
あなたが毎日仕事帰りに寄るコンビニがあるとして、スイーツ商品のおすすめのPOPを見かける。「おいしいんだろうな」とは思いつつもそのスイーツを買ったことはない。POPに「美味しい・これまでない感覚」と書かれているが、「どうしようかな」と半信半疑。そんなある日、仕事中に、X(旧Twitter)を見ていると、そのコンビニスイーツの感想のポストがあった。「なんでいままで食べなかったんだろう、最高。新感覚のスイーツ!」という内容。これを見て、その日の仕事帰り、あなたは毎日行くコンビニでおすすめスイーツを買った。つまりその商品を売りたい本人(コンビニ)からの情報では、半信半疑だったけど、そのコンビニと関係ない第三者(Xの投稿者)の情報を信頼してしまうということ。この本人よりも第三者の情報を信頼することがウェンザー効果。
ウィンザーの名前の由来
ウィンザー効果は、アーリーン・ロマネスのヨーロッパ上流貴族の社交界を舞台にした自伝的スパイ小説「伯爵夫人はスパイ」の登場人物ウィンザー伯爵夫人の「第三者の褒め言葉がどんなときも一番効果があるのよ、忘れないでね」という台詞に由来するとされている。
ウィンザー効果の例
場面 | 実例 |
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マーケティング | 商品やサービスの口コミやレビュー インフルエンサーマーケティングなど |
採用活動 | 候補者に関する推薦文や評判 |
人間関係 | 自分から好意を伝えるよりも、共通の友人から紹介 |
ウィンザー効果の注意点
ウィンザー効果は、必ずしも万能ではないので、以下の点に注意する必要がある。
- 情報の信頼性: 第三者からの情報であっても、必ずしも真実とは限らない。情報の出どころや信憑性を確認することが重要
- 情報のバランス: 第三者からの情報ばかりを鵜呑みにせず、当事者からの情報も合わせて判断することが重要
- 倫理的な問題: ウィンザー効果を悪用して、虚偽の情報を拡散したり、他人を貶めたりすることは倫理的に問題がある
ウィンザー効果を悪用していた例としては、その商品やサービスを使用してないインフルエンサーが、あたかも愛用しているかのように、宣伝していたステルスマーケティング。2023年にステルスマーケティングは、景品表示法上の不当表示として規制されるようになった。
ウィンザー効果まとめ
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本人は自分に有利な情報を発信して、第三者の情報は真実だと人間は、無意識に判断しているで、その商品と売りたい本人が「これいいよ」というよりも、その商品と利害関係のない第三者からの情報の方が、信頼しやすいという心理効果
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マーケティングの口コミやレビュー、採用活動の他者からの推薦、人間関係の自分からよりも共通の友人から伝えるなど様々な場面で使用されている
- ウィンザー効果は、必ずしも万能ではないので、情報の信頼性、情報のバランス、倫理観を忘れずに、使用しないといけない
ウィンザー効果について理解は深まりましたか?
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以上、ウィンザー効果についてでした。コメント欄での活発な意見交換を心よりお待ちしています!
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