- 同じ業界の企業数社で価格や生産量を決めて競争をしないこと
- 競争がないことで、消費者や取引業者は損をする
- ほとんどの国で違法行為とされている
ここまでで7秒!もっとくわしく知りたい人は続きをどうぞ!
カルテルをわかりやすく
カルテルをわかりやすく説明すると
同じ業界にいる企業数社で販売価格や生産量を決めて、競争をしないようすることで自分たちの利益を確保して、消費者、立場の弱い取引業者は損してしまうこと
カルテルとは わかりやすい例
落とし込んだ例を交えて、わかりやすく解説すると
業界TOP3〜4の会社たちが「この3〜4社でシェアをほとんど取ってて、これ以上は大きく変わらないだろうから、競争するのやめない?」と話し合いをして「みんな同じくらいの量を作って、同じくらいの金額で販売しましょう」とする。業界のシェアのほとんどをとってる会社たちの商品が、どれを見ても同じくらい金額だと消費者や立場の弱い取引業者は、その価格を受け入れるしかなくなり、業界TOP3〜4の会社は高い利益を確保できるようになる。高い販売価格に対抗して、低い販売価格で新規参入しようとすると、カルテルをやってる業界TOP3〜4の会社たちが販売価格を落として、新規参入する会社を潰そうとする。そして潰れたあとに元の高い販売価格に戻す。競争がなくなると価格は上がるけど、品質が下がるなどの問題が起きる。こういった理由でほとんどの国で独占禁止法によりカルテルが違法となっている。
カルテルの事例
カルテルのわかりやすい例でいうと携帯電話3大キャリアのNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは、ずっとカルテル的な行為を行っていたとみられてて、公正取引委員会が調査をして、3大キャリア各社に是正勧告。それでもカルテル的な行為は、ずっと続いていて、楽天参入後でも直らなくて、菅元首相が怒った後に安くなった。
立場の弱い会社へのカルテルの例でいうと、国内ごま油市場シェアのほとんどを占めている、かどや製油、竹本油脂、九鬼産業、日清オイリオグループの食用油メーカー4社が、卸売業者に販売するごま油の価格をカルテルをやって、不当につり上げた件。2024年3月13日、独占禁止法の違反の疑いで、メーカー各社に公正取引委員会が立ち入り検査。値下げの要請を断る手段として、だいぶ前から価格のつり上げは、行われていたもよう。
業界のシェア率が高い企業を例として出したけど、カルテルはシェア率は関係なく企業間が価格、生産量などを話し合って、競争しないようにすれば、それはカルテル。ニュースでは大企業だけが大きく取り扱われてて目立たないが、中小企業同士のカルテルも見つかってないだけでやってる可能性もある。
カルテルまとめ
- 同じ業界にいる企業数社で販売価格や生産量を決めて、競争をしないようすることで自分たちの利益を確保して、消費者、立場の弱い取引業者は損してしまうことで、ほとんどの国で違法行為とされている
- 携帯電話3大キャリアのNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは、ずっとカルテル的な行為を行っていたとみられてて、日本の携帯電話料金はずっと高かった
- カルテルは業界のシェア率が高い企業たちだけでなく、シェア率が低くても同じ業界の企業同士で組み、価格や生産量などを決めて、消費者や立場の弱い取引先が損するような事をすれば、カルテルになる
カルテルについて理解は深まりましたか?
まだわからない点や疑問点があれば、ぜひコメント欄で質問してください。生の声を聞かせていただければ、より良い内容を提供できるはずです。
以上、カルテルについてでした。コメント欄での活発な意見交換を心よりお待ちしています!
コメント