IBM Cloudとは?企業の守りに強いクラウドを解説

システム開発・テクノロジー
IBM Cloudとは?ざっくりと3行で
  • IBMが提供する企業向けのクラウドサービスのこと!サーバーやAI、データベースなどをインターネット経由で使える仕組みだよ
  • AI技術のWatsonや、自社サーバーとクラウドをつなぐハイブリッドクラウドが強みで、金融機関や航空会社など大企業で採用されている
  • 導入すると、サーバー運用コストの削減やシステム構築のスピードアップが実現でき、セキュリティ面も安心して任せられる
IBM Cloudの特徴であるハイブリッドクラウドとAI連携の利点を、工務店が総合レンタル倉庫を活用して建物を完成させる比喩で解説する4コマ漫画
①工具も資材も自力管理する職人が限界を迎える。②総合レンタル倉庫でAI設計士まで揃うと知り驚く。③自社の金庫を守りつつ倉庫の力で建物を完成させる。④デプロイ太郎が倉庫選びは鍵の頑丈さで決めろと助言する。

工具・資材・図面をすべて自前で抱え込む工務店の姿は、オンプレミスだけでITインフラを運用する企業の現状と重なります。サーバーの調達からセキュリティ対策、AI活用の検討まで、すべてを社内リソースだけでまかなおうとすれば、担当者の負荷は膨れ上がる一方でしょう。

IBM Cloudが提供するハイブリッドクラウドは、この問題に対する有力な解決策です。漫画で描かれた総合レンタル倉庫のように、サーバー・データベース・AI機能を必要な分だけ借りられる仕組みがIBM Cloudの本質にあたります。特にWatsonをはじめとするAIサービスをAPI経由で即座に組み込める点は、自社でゼロからAI基盤を構築するコストと時間を大幅に圧縮してくれます。

漫画の職人が自社の金庫を手放さなかったように、機密データはオンプレミスに残したままクラウドと連携できるのがIBM Cloudの強みです。金融機関や公共機関で採用実績が多い背景には、この柔軟な構成が規制要件を満たしやすい点が挙げられます。

ただし、デプロイ太郎が指摘するとおり、クラウド選定で最も重視すべきはセキュリティの堅牢さです。どれほど機能が豊富でも、データ保護や認証基盤が脆弱であれば本末転倒になりかねません。IBM CloudはISMAP認定を取得済みであり、政府情報システムの基準を満たすセキュリティ水準を備えている点も選定時の判断材料として押さえておきましょう。

【深掘り】これだけ知ってればOK!

IBM Cloudは単なるサーバーのレンタルサービスだと思われがちですが、実はAI開発やオンプレミス環境との連携など、大企業の基幹業務を支える総合プラットフォームという側面も押さえておきましょう。

IBM Cloudは、IBMが提供するクラウドコンピューティングサービスです。もともとは2014年にBluemixという名称で提供が始まり、その後SoftLayer社の買収を経て、2017年11月に現在のIBM Cloudへとブランド統合されました。サーバーやストレージ、ネットワークといったインフラ(IaaS)と、アプリケーション開発環境(PaaS)の両方を提供しています。

最大の特徴は、ハイブリッドクラウドへの対応力です。ハイブリッドクラウドとは、自社で管理するサーバー(オンプレミス)と、クラウド上のサーバーを組み合わせて使う運用方法のこと。たとえば顧客情報は自社のサーバーで厳重に管理し、Webサイトやアプリの処理はクラウド側で柔軟に拡張するといった使い分けが可能になります。IBMはRed Hat社を買収し、Red Hat OpenShiftを中核に据えたハイブリッド戦略を推進しています。

もう一つの強みが、AIプラットフォームWatsonとの連携です。自然言語処理や画像解析などのAI機能をAPIとして利用でき、チャットボットの構築や問い合わせ対応の自動化など、業務効率化に直結するサービスを素早く導入できます。さらに、世界60か所以上のデータセンターを持ち、金融・公共・通信といった規制の厳しい業界での導入実績が豊富な点もポイントです。

クラウド移行を検討する場面では、既存のVMware環境をそのままクラウドへ持ち込めるVMware on IBM Cloudが便利です。ただし、AWSAzureに比べるとサービス数は少ないため、自社に必要な機能がカバーされているか事前に確認しておくことが重要です。

会話での使われ方

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うちの基幹システム、IBM Cloudに移行する方向で検討してくれ。セキュリティ要件が厳しいから、ハイブリッド構成で進めたい。

情報システム部の部長が、インフラ担当の後輩に向けて指示を出している場面です。金融系や公共系のシステムなど、セキュリティ基準の高い業務でIBM Cloudが検討されるケースを表しています。

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Watsonのチャットボット機能をIBM Cloud上で動かして、コールセンターの問い合わせ対応を自動化したいと考えています。

SIerの営業担当が、クライアント企業への提案会議で発言している場面です。IBM CloudとWatsonを組み合わせた業務効率化のソリューション提案としてよく使われる表現です。

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AWSだけじゃなくてIBM Cloudも比較しておいて。VMwareの移行ならIBMのほうがスムーズな場合もあるから。

インフラチームの先輩が後輩に向けて、クラウド選定時のアドバイスをしている場面です。複数のクラウドサービスを比較検討する際に、IBM Cloudの強みであるVMware連携が話題に上がることを示しています。

【まとめ】3つのポイント

  • 企業のIT基盤を丸ごと預かる金庫番:IBM Cloudは、サーバー・AI・データベースを一括提供する企業向けクラウド。金融や公共など高い信頼性が求められる現場で選ばれている
  • 自社サーバーとの二刀流が得意:ハイブリッドクラウドに強く、既存のオンプレミス環境を活かしながら段階的にクラウドへ移行できるため、運用コスト削減と柔軟な拡張を両立できる
  • Watson不在だと損をする:AI活用を見送るとコールセンター対応や業務自動化の効率改善を逃す恐れがあり、逆にWatsonを組み込めば問い合わせ対応時間の短縮など目に見える成果が得られる

よくある質問

Q
IBM Cloudは無料で使えますか?
A

はい、無料で始められます。アカウントを作成すると40以上の常時無料サービスが利用でき、さらにアカウントのアップグレード時に200米ドル分のクレジットも付与されます。クレジットカードの登録は必要ですが、無料枠内であれば課金は発生しません。

Q
IBM Cloudはどんな企業に向いていますか?
A

金融機関や公共機関など、高いセキュリティ基準が求められる業界に特に向いています。また、既存のオンプレミス環境(自社サーバー)をクラウドへ段階的に移行したい企業や、AIを業務に組み込みたい企業にも適しています。

Q
IBM CloudのWatsonとは何ですか?
A

WatsonはIBMが開発したAIプラットフォームです。自然言語処理や画像認識、データ分析などの機能をAPIとして提供しており、IBM Cloud上でチャットボットの構築や業務データの分析に活用できます。専門的なプログラミング知識がなくても利用を始められるサービスもあります。

Q
IBM CloudとAWSの違いは何ですか?
A

AWSはサービスの種類が最も多く、世界シェアトップのパブリッククラウドです。一方IBM Cloudは、ハイブリッドクラウド(自社サーバーとクラウドの併用)やAI連携に強みがあります。既存のオンプレミス環境との統合を重視するならIBM Cloud、幅広いサービスからスモールスタートしたいならAWSが向いている傾向にあります。

【出典】参考URL

https://jp.tdsynnex.com/blog/cloud/what-is-ibm-cloud/ :IBM Cloudの特徴・強み・他社比較の根拠
https://www.tramsystem.jp/voice/voice-2855/ :IBM Cloudの概要・サービス内容・導入事例の根拠
https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/ibm-cloud-vs-aws :IBM CloudとAWSの比較情報
https://www.ibm.com/jp-ja/products/cloud/free :IBM Cloudの無料プラン・料金体系の根拠
https://www.idaten.ne.jp/portal/page/out/secolumn/multicloud/column003.html :IBM Cloudの歴史・技術的特徴の根拠
https://ja.wikipedia.org/wiki/IBM_Cloud :IBM Cloudの基本情報・沿革

コメント

「IT用語、難しすぎて心が折れそう……」という方のための、ハードル低めな用語辞典です。

情報レベルは「基礎中の基礎」。会話を止めないためのエッセンスだけを抽出しています。分かりやすさを追求するあまり、時々例え話が暴走しているかもしれませんが、そこは「ほどよく」聞き流していただけると幸いです。
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