蛸壺化とは?IT初心者でも7秒で理解できる!組織が陥ってしまう蛸壺化

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蛸壺化をざっくりと
  • 組織の中で、部署やチームなどが自分の領域に閉じこもってしまう状態のこと
  • 他の部署やチームとの連携や情報共有を全く行わなくなる
  • 蛸が壺の中に閉じこもってしまう様子に似ていることが語源

ここまでで7秒!もっとくわしく知りたい人は続きをどうぞ!

蛸壺化をわかりやすく

蛸壺化をわかりやすく説明すると

組織の中で、部署やチームなどが自分の領域に閉じこもってしまい、他の部署やチームとの連携や情報共有を全く行わなくなる状態。まるで蛸が壺の中に閉じこもってしまう様子に似ていることから、こういう状態を蛸壺化と呼ばれるようになりなった。

蛸壺化とは わかりやすい例

蛸壺化をあなたに、落とし込んだ例を交えて、わかりやすく解説すると

あなたが働いている会社は、創業社長のリーダーシップのもと、社員一丸となって事業を拡大。部署間の壁が低く、情報共有や協力が活発。社員間のコミュニケーションも良好で、新しいアイデアが生まれやすい環境で、顧客からのフィードバックも積極的に取り入れ、製品開発やサービス改善に繋げていた。この時期は、組織全体が目標に向かって進んでおり、非常に健全な状態。
事業拡大に伴い、組織が大きくなり、部署が増加。各部署に責任者が配置され、それぞれの部署の目標達成が重視されるようになる。部署ごとの専門性が高まるにつれ、他の部署の業務内容が分かりにくくなる。部署間の会議は形式的なものになり、実質的な情報共有は減少。情報共有ツール(社内SNSなど)は導入されたものの、一部の部署しか活用しない。
この頃から、部署間の連携に少しずつ綻びが出始める。あなたも部署の数字だけしか気にしなくなり、他部署の人との情報共有が少なくなっていく。

各部署が独立した「蛸壺」のような状態になり、部署間のコミュニケーションがほぼ皆無に。情報共有は部署内のみで行われ、他の部署には情報が伝わらない。同じような業務が複数の部署で重複して行われるなど、非効率な業務が増加。顧客からのクレームが増加するが、部署間の責任の押し付け合いが発生し、問題解決が遅れる。新しいアイデアや発想が生まれにくくなり、市場の変化に対応できなくなる。社員のモチベーションが低下し、離職者が増加。そして、あなたも退職届を出す。

蛸壺化が進むと、本来スムーズに進むはずのプロジェクトも停滞し、最終的には顧客満足度の低下や業績の悪化につながる。蛸壺化は一気に起こるのではなく、徐々に進行していくもので、早期に兆候に気づき、対策を講じることが重要。

蛸壺化が起こる原因

原因 概要
縦割り組織 部署ごとに目標や評価制度が異なり、部署間の協力が評価されない
コミュニケーション不足 部署間の交流が少なく、情報共有の機会が少ない
過剰な競争意識 部署間での競争が激しく、協力する意識が低い
テレワークの普及 オンラインコミュニケーションが中心となり、部署間の交流が希薄になる
蛸壺化の原因一例

蛸壺化の防止策

防止策 概要
部署間の交流を促進 部署を超えた交流会や懇親会などを開催する
情報共有ツールを導入 社内SNSやグループウェアなどを活用する
組織全体の目標を共有 部署ごとの目標だけでなく、組織全体の目標を共有し、協力意識を高める
人事評価制度の見直し 部署間の協力を評価する仕組みを導入する
蛸壺化の防止策一例

蛸壺化まとめ

  • 組織の中で、部署やチームが自分の領域だけに閉じこもり、他との連携を拒む状態
  • 情報共有が全く行われなくなるだけでなく、協力や助け合いも失われ、組織全体の効率が低下する
  • 蛸壺化は一気に起こるのではなく、徐々に進行していくもので、早めに蛸壺化になりつつあることに気づき、対策をするのが重要

蛸壺化について理解は深まりましたか?
まだわからない点や疑問点があれば、ぜひコメント欄で質問してください。生の声を聞かせていただければ、より良い内容を提供できるはずです。

以上、蛸壺化についてでした。コメント欄での活発な意見交換を心よりお待ちしています!

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