ドメインとユーザー名にこだわる理由と選び方

ふむふむIT考察記
ドメインとユーザー名にこだわる理由と選び方を3行で要約
  • サイト名と.comドメインの一致にこだわることで、ブランドの一貫性と信頼感が生まれる
  • 消費者の約62%が.comを信頼できる企業と結びつけており、こだわりには合理的な裏付けがある
  • .meや.inなど新しいTLDの活用やSNSアカウントの早期取得で、ブランド統一の選択肢は広がっている
ドメインにこだわりすぎてサイト名を変更する猫と新しいTLD活用法を教えるデプロイ太郎の漫画。
①希望の.comドメイン取得を目指してドメイン検索する猫。②.comが取得できず落胆するもサイト名変更を即決する。③普通と逆の判断に猫がツッコむも飼い主は譲らない。④デプロイ太郎がTLDをサイト名に組み込む方法を提案し飼い主が感動する。

ドメインやSNSのユーザー名、気にしたことはありますか。多くの人がサイトを立ち上げるとき、コンテンツやデザインに注力する一方で、ドメインは空いているものを適当に選んでしまいがちです。

この記事では、サイト名とドメインの完全一致に異常なまでにこだわってきた筆者の体験をもとに、なぜドメインやユーザー名の統一が大事なのか、その理由と具体的な選び方を解説します。ドメイン選びに迷っている方や、これからSNSアカウントを整えたい方の参考になるはずです。

なぜドメインにそこまでこだわるのか

ドメインへのこだわりは、ブランドの一貫性を守りたいという意識から生まれます。サイト名とドメインが一致していれば、訪問者は一目でそのサイトだと認識でき、信頼感にもつながるからです。

筆者の場合、このサイトITKAGYOのドメインはitkagyo.comです。もしこのドメインが取得できなかったら、サイト名そのものを変えていました。ドメインに合わせてサイト名を妥協するのではなく、サイト名のほうを変える。普通とは逆の発想かもしれませんが、それくらいドメインの一致には価値があると考えています。

こうした感覚は、インターネット黎明期に世界を席巻したIT企業の影響が大きいでしょう。Apple(apple.com)、Google(google.com)、Amazon(amazon.com)、Yahoo(yahoo.com)、Microsoft(microsoft.com)、Meta(meta.com)——。これらの企業はすべて社名=ドメイン=.comという黄金パターンを持っています。2000年代にインターネットに触れた世代にとって、この組み合わせはまるでジーパンにおけるリーバイスのような、王道の象徴として刷り込まれているのです。

実は多くの人がドメインを見ている?データで見る信頼性

ドメインを気にしているのはごく一部の人間だけ——。筆者自身、99%の人はドメインなんて見ていないだろうと思っていました。

デプロイ太郎

正直、ドメインへのこだわりは完全に自己満足だと思ってた。99%の人は見てないだろうし。

Claude
Claude

それが、調べてみると意外な結果でした。DomainNameAPIの調査では、消費者の62%が.comドメインを信頼できる企業の証と認識しているそうです。

デプロイ太郎

62%!? 半分以上の人がちゃんとドメインを見てるのか…。無駄なこだわりじゃなかったんだな。

さらに裏付けるデータもあります。オーストラリアのDEJAN Marketingが2017年に実施した調査では、Webサイトの信頼性を判断する際に約21%のユーザーがURLをチェックしていることがわかりました。

Growth Marketing Conferenceの2021年の調査でも、消費者の75%がWebサイトのデザインやドメインを含む細部を見て企業の信頼性を判断していると報告されています。つまり、ドメインへのこだわりは単なる自己満足ではなく、ブランドの信頼性に直結する合理的な判断でもあるのです。

ちなみに、全ドメインに占める.comの割合は2022年の53.3%から2024年には44.4%に低下傾向にありますが、人気ドメインランキングのトップ10はほぼ.comで占められています。.comの存在感は依然として圧倒的です。

筆者のドメイン選びルール——ここだけは譲れない

筆者がドメインを選ぶ際に守っているルールは、突き詰めるとシンプルです。以下の条件を満たさないドメインは取得しません。

絶対に避けるもの

ハイフンや数字はドメインに入れません。会社のドメインに-incのような接尾辞が入っているのも好みではありません。ドメインはできる限り短く、覚えやすく、サイト名や会社名と完全に一致していることが理想です。

.jpが苦手な理由

.jpドメインについては、見た目の問題があります。URLの末尾で急に行の下にjpがはみ出すような印象を受けるのです。ただし.co.jpは許容できます。これは.coが間に入ることでバランスが取れるからでしょう。

日本のIT企業でも、サイバーエージェント(cyberagent.co.jp)、楽天(rakuten.co.jp)のように.co.jpで会社名と一致させている例は多くあります。この形式には.comとはまた違った信頼感があり、日本企業としてのブランドを示す意味でも合理的です。

ユーザー名の統一——ドメインと同じ思想をSNSにも

ドメインへのこだわりは、SNSのユーザー名にもそのまま適用できます。筆者の場合、X(旧Twitter)もYouTubeもdeploytaroというユーザー名で統一しています。

ドメインと違い、SNSのユーザー名は無料で取得できます。だからこそ、使う予定がなくても早めに確保しておくことが重要です。筆者自身、deploytaroというユーザー名を取得する競合はほぼいないと考えていますが、それでも新しいプラットフォームが出たら迷わず取得するようにしています。

芸能人やインフルエンサー、あるいはその事務所が、SNSアカウントを最初に押さえておけばいいのにと思うことがあります。使わないかもしれないけれど、取っておいて損はありません。ドメインと違って維持費もかからないのですから、これはリスクゼロの先行投資です。

デプロイ太郎

ドメインはお金がかかるから必要に応じて取得するけど、SNSアカウントは見つけたら即取得。これが鉄則。

.com以外もアリ?新しいTLDの活用法

最近は.com一択だった筆者の考えにも変化が出てきました。トップレベルドメイン(TLD)の選択肢が増えたことで、サイト名にTLDを組み込むという新しい手法が使えるようになったからです。

たとえば、こんなドメインを考えてみてください。

サイト名のイメージ ドメイン例 使用TLD
ラーメンの締め ramennoshi.me .me
きっと貴方は強引 kittoanatahago.in .in

この方法なら、TLDがサイト名の一部として機能するため、ドメイン全体が短くなります。しかも、サイト名とドメインの一致という条件もクリアできるのです。

また、ローマ字表記のについても柔軟に考えるようになりました。shiが取得できなければsicysyでも許容範囲としています。こだわりは大事ですが、選択肢を広げる柔軟さも同じくらい大切だと感じています。

.meはモンテネグロ、.inはインドの国別コードTLDですが、現在は世界中から取得可能です。ただし、国別TLDは管理ポリシーが変わる可能性があるため、利用規約の確認をおすすめします。

まとめ

  • サイト名とドメインの一致はブランドの信頼性に直結し、消費者の半数以上が.comを信頼のシグナルとして認識している
  • SNSユーザー名は無料で取得できるため、使う予定がなくても早めに統一した名前で確保しておくのが得策
  • .meや.inなどの新しいTLDを活用すれば、.comにこだわりつつも柔軟にドメイン戦略を広げられる

まずは自分のサイト名やブランド名で.comが空いているか確認してみてください。取得できるなら迷わず押さえる。取得できないなら、名前のほうを変えるか、新しいTLDを活用する。その判断が、長期的なブランド構築の第一歩になります。

Q
ドメインにハイフンや数字を入れるとSEOに影響しますか?
A

SEOへの直接的な悪影響は確認されていません。ただし、ハイフンや数字が入ると覚えにくくなり、口頭で伝える際にも不便です。ブランディングの観点では、シンプルで覚えやすいドメインのほうが有利といえます。

Q
.comと.co.jpはどちらを取得すべき?
A

用途によって使い分けるのがベストです。グローバル展開や個人プロジェクトなら.comが適しています。日本国内の法人サイトであれば、.co.jpは1組織1ドメインの制限があるぶん信頼性が高く、企業サイトの定番として認知されています。

Q
SNSアカウントはいつ取得するのがベスト?
A

新しいSNSプラットフォームが登場したらすぐに取得するのが理想です。ユーザー名は早い者勝ちのため、後から希望の名前が取れなくなるリスクがあります。維持費はかからないので、使う予定がなくても先に押さえておきましょう。

Q
新しいTLD(.me、.ioなど)はSEOで不利になりますか?
A

Googleは公式にTLDによるランキング優遇はないと明言しています。ただし、ユーザーの認知度や信頼感の面では.comが依然として有利です。新しいTLDを使う場合は、サイト名との一体感やコンテンツの品質で信頼を補うことが大切です。

出典・参考リンク

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