- ソフトウェア同士の通訳みたいなもの
- 外部の機能を使いたい時に使用するもの
- 「Application Programming Interface」の略称
ここまでで7秒!もっとくわしく知りたい人は続きをどうぞ!
APIをわかりやすく
APIの正式名称「Application Programming Interface」のそれぞれの単語を日本語訳にすると
- Application – アプリケーション:パソコン、スマートフォン、その他のデバイスで動くソフトウェアのこと
- Programming – プログラミング:コンピューターにさせたいことの指示を出す文字列
- Interface – インターフェース:「接点」「境界面」などの日本語の意味を持ち、IT業界では、コンピュータとコンピューター、ソフトウェアとソフトウェア、人間とコンピューター、コンピューターと機器などの同じもの、異なるものの接点、接続部分、入出力部分、装置を指す
つまり
APIは、ソフトウェアとソフトウェアを繋いで、うまくやり取りをさせる、通訳みたいな装置
APIを通訳と表現してるのは、話をしたい2人の間に入り、「これやりたいんだけど、お願い」という言葉を伝え、その返事の「それならいいよ」とか「それはダメ」と伝える役割が似ているため。
APIの仕組み
APIは、以下のメイン要素3つで構成されている。
- リクエスト:機能を使いたい人がAPIに要求するデータ
- レスポンス:APIから要求してきた機能を使いたい人に返されるデータ
- 仕様:リクエスト、レスポンスの形式や内容のルール
機能を使いたい人は、APIの仕様の通りにリクエストを送信すると、APIはリクエスト内容にもとにレスポンスを返す。機能を使いたい人はクライアントと呼ばれる。
- クライアントによるリクエスト送信
仕様通りにリクエスト送信
- サーバーによるリクエストの受信
リクエストを受信して、内容を理解する
- サーバーによる処理
リクエストされた内容の処理を実行する
- サーバーによるレスポンス送信
レスポンスとしてクライアントに送信
例えば、実店舗があるサービスの場合、ホームページに地図があるけど、あれはGoogleマップのAPIを使ってる。お店側が「地図をホームページに表示したい」と思って、GoogleマップAPIにリクエストをして、そのリクエストを受けてレスポンスを返してるので、地図が表示される。このリクエストが、仕様と違う場合は、地図は表示されない。「表示したいなら、住所の情報を緯度と経度をこことそこに記入して」という仕様があり、その通りにリクエストすることで、GoogleマップAPIはリクエストを返してくれる。
APIを利用することで、自前で開発しなくても、欲しい機能を使えるようになる。
有名なAPIには、Googleマップをはじめ、X(旧:Twitter)API、Facebook API、LINE API、Wikipedia APIなどがあり、これはほんの一例で、めちゃくちゃたくさんAPIは使われていて、ブログやサイトに、表示されてるX(旧:Twitter)やFacebookのタイムライン、いいねボタンはAPI。天気予報アプリは、気象庁のAPIを使って天気情報を取得している。
APIは無料のものと有料のものがある。API提供者は、APIを利用されるとサーバー代がかかるけど、ユーザーが増えたり、ビジネスチャンスが生まれるなど、サーバー代以上にメリットがある場合、無料でAPIを提供してくれる。
APIまとめ
- 「Application Programming Interface」の略称で、外部の機能を使いたい時に使用する、ソフトウェア同士の通訳みたいなもの
- 機能を使いたい人がAPIに要求するリクエスト、要求に対して返すレスポンス、リクエスト、レスポンスの形式や内容のルールの仕様がAPIを構成するメイン要素3つ
- API提供者は、サーバー代以上にメリットがある場合、無料でAPIを提供してくれてるけど、それ以外は有料で、無料有料どちらでも、API利用者は、自前で開発しなくても、欲しい機能が使えるメリットがある
APIについて理解は深まりましたか?
まだわからない点や疑問点があれば、ぜひコメント欄で質問してください。生の声を聞かせていただければ、より良い内容を提供できるはずです。
以上、APIについてでした。コメント欄での活発な意見交換を心よりお待ちしています!
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