SCMとは?「どこよりもわかりやすく、初心者でもわかりやすい」7秒で理解できる!

Supply Chain Management(サプライチェーンマネイジメント) IT用語辞典
SCMをざっくりと
  • 「Supply Chain Management」を略して「SCM」
  • 製品の生産から消費者が購入するまでを管理する
  • 全体を最適化でき、コストを最小限に抑えられる

ここまでで7秒!もっとくわしく知りたい人は続きをどうぞ!

SCMをわかりやすく

SCMをわかりやすく、表現すると

作って売るまでを最適化して、コストを抑えて儲ける

もっとわかりやすく噛み砕いて説明すると

製品を作るために原材料や部品を調達して、工場に人を集めて設備を動かし生産して、完成した製品を倉庫に保管して、消費者に配送するまでの一連の工程(サプライチェーン)を管理(マネイジメント)すると、「原材料の調達を増やす減らすの調整ができる」、「生産量を増やす減らすの調整ができる」、「忙しい時はシフト多め、暇な時はシフト少なめにできる」と全体を最適化できるので、「コストを抑えられて儲かる」ということ。

SCMの読み方は「エスシーエム」。

正式名称は「Supply Chain Management(サプライチェーンマネイジメント)」

Supply(サプライ)→「供給」、Chain(チェーン)→「連鎖」、Management(マネイジメント)→「管理」で、日本語訳は「供給連鎖管理」。

「供給連鎖管理」では、会話で使いにくいですよね。

サプライチェーンとは

サプライチェーンとは、製品を作るための原材料や部品の調達から消費者への販売までの一連の工程を指す用語。

サプライチェーンの一連の流れ
  • 調達

    サプライヤー選定、価格交渉、品質管理、発注管理

  • 生産

    生産計画、製造作業、品質管理、在庫管理

  • 物流

    保管、在庫管理、配送、返品対応

  • 販売

    市場調査、販売戦略、顧客サービス、収益管理

で、この1〜4を管理することが、サプライチェーンマネジメント(SCM) 

例えばチョコレートであれば、主要原料のカカオ豆、砂糖、バニラなどを「調達」し、工場で加工と包装の「生産」し、倉庫に保管、在庫管理、配送の「物流」し、小売販売店への卸や消費者へ直接の「販売」。

調達→生産→物流→販売までの一連の工程を管理するサプライチェーンマネジメント(SCM)解説図
サプライチェーンマネジメント(SCM)解説図

解説図のように、サプライチェーンマネジメントによって、調達→生産→物流→販売までの全体を把握できることができます。リソース(人・モノ・金)の最適化ができ、コストを抑えることができます。

サプライチェーンマネジメントを実施するには、SCMシステムの導入が必要です。システムを導入し、一元管理することで全体最適化が可能になります。

サプライチェーンマネイジメントシステムを、SCMシステムと呼び、そのままSCMでもシステムを指す場合もあります。

世界のサプライチェーントップ企業

毎年ガートナー社が発表する「サプライチェーントップ25」は、サプライチェーンの戦略、実行能力、イノベーション、およびその他の重要な指標に基づいて、世界中の企業を評価したランキングです。

このランキングで上位の企業を他企業は、自社のサプライチェーンマネイジメントのベンチマークにします。

 2023年のランキング結果は下記の通りです。
順位 会社名 総合得点
1 シュナイダーエレクトリック 5.98
2 シスコシステムズ 5.22
3 コルゲート・パーモリーブ 5.18
4 ジョンソン・エンド・ジョンソン 4.95
5 ペプシコ 4.77
6 ファイザー 4.70
7 マイクロソフト 4.55
8 レノボ 4.48
9 ウォルマート 4.39
10 ロレアル 4.15
11 コカ・コーラ カンパニー 4.13
12 ディアジオ 4.04
13 インディテックス 3.92
14 テスラ 3.72
15 シーメンス 3.70
16 インテル 3.69
17 ネスレ 3.66
18 アストラゼネカ 3.61
19 デル・テクノロジーズ 3.61
20 マクドナルド 3.50
21 HP 3.35
22 ABインベブ 3.09
23 アリババグループ 3.08
24 グラクソ・スミスクライン 3.05
25 ダウ 3.05
2023年の「サプライチェーントップ25」 (ガートナー社「サプライチェーンTop25 2023」より)

サプライチェーントップ25の評価項目

  1. 財務実績(売上成長率、営業利益率、資産回転率など)
  2. サプライチェーンの専門家やアナリスト、業界有識者からの意見
  3. ガートナー社の専門家の分析
  4. CSRの成果(環境、社会、ガバナンス、EGSの取り組みなど)

サプライチェーントップ25・マスターズ

マスターズは、サプライチェーン・トップ25の上位カテゴリです。マスターズの選考基準は、現在の成績だけでなく、長期的な視点で、評価されたものになります。選考された企業は
  • アマゾン
  • アップル
  • P&G
  • マクドナルド
  • ユニリーバ
の5社のみです。

サプライチェーントップ25とマスターズを見れば分かる通り、世界的大企業はサプライチェーンマネジメントが優れてるということです。

SCMの会話が出た時に、サプライチェーントップ25とマスターズを出せば、「知ってるな」と思われるはず。

SCMまとめ

  • 「SCM」は、「Supply Chain Management(サプライチェーンマネイジメント)」の略
  • 調達→生産→物流→販売までを管理することで、最適化できコストを最小限に抑えられる
  • 世界的大企業はサプライチェーンマネジメントが優れている

似てるIT用語として、受注から出荷までの一連の工程を指すフルフィルメントがあります。

当IT用語辞典の目的は「会話についていく」であり、情報レベルは基礎中の基礎で、どこよりもわかりやすくなるように、例えを入れたりしてますが、逆にわかりにくかったらごめんなさい。さらに正確性、具体性、最新性を求めてる方は、もっとググってください。
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