Azureとは?Microsoft版クラウドの強みを解説

IT基礎・一般用語
Azureとは?ざっくりと3行で
  • Microsoftが提供する、サーバーやAI・データベースをネット経由で借りられるクラウドサービスの総称のこと!
  • WordやExcel、TeamsなどおなじみのMicrosoft製品との連携がスムーズで、既存の社内環境を活かしたままクラウド化できる
  • 万が一のトラブル時に日本の法律が適用されるため、国内企業にとって安心感のある選択肢になっている
Azureを家具付きマンションに例えた4コマ漫画。引っ越しで家具の買い直しに悩むOLが、今の家具と同じメーカーの備え付け物件を見つけ、移行ゼロで即仕事を開始できた事例。
①大量の家具を抱えて引っ越し先に入れるか不安になるOL。②不動産屋に案内された部屋は今と同じメーカーの家具付き物件。③移行作業なしで即仕事を始め日本法の契約で安心するOL。④デプロイ太郎が家具との相性で部屋を選ぶのも戦略だと締める。

クラウドサービスを選ぶとき、機能の多さや価格だけで判断してしまうケースは少なくありません。しかし実際には、既存のIT環境との相性が移行コストと運用効率に大きく影響します。すでに社内でOffice 365やTeams、Active Directoryを使っている企業であれば、同じMicrosoftが提供するAzureを選ぶことで、アカウント管理やデータ連携の手間を大幅に省けるでしょう。

これは引っ越しに似た考え方です。新しい部屋に今の家具がそのまま使えるなら、買い替えも搬入作業も不要になります。逆に、まったく規格の異なる環境を選んでしまうと、設定の作り直しやデータの移行に膨大な工数がかかり、移行プロジェクトが長期化するリスクを抱えることになるのです。

加えて見落とされがちなのが法的な側面でしょう。Azureは準拠法が日本法、管轄裁判所が東京地方裁判所に設定されているため、万が一の契約トラブルや情報漏洩が起きた際にも国内の法律で対応できる安心感があります。コンプライアンス要件が厳しい金融機関や官公庁がAzureを選ぶ背景には、この法的メリットが大きく関わっています。クラウド選定では技術面だけでなく、自社の既存資産と法的要件を総合的に見て判断することが、失敗しない導入の鍵となるはずです。

【深掘り】これだけ知ってればOK!

AzureはAWSの後追いサービスだと思われがちですが、実はMicrosoft製品との親和性とハイブリッドクラウド対応という独自の強みを持っている点を押さえておきましょう。

AzureとはMicrosoft Azure(マイクロソフト アジュール)の略称で、Microsoftが2010年から提供しているクラウドコンピューティングサービスです。AWS、Google Cloudと並ぶ世界3大クラウドの一角を占めており、Fortune 500企業の95%がAzureを利用しているとMicrosoft公式サイトで公表されています。提供サービスは200種類を超え、サーバー・データベース・AI・IoTなど幅広い領域をカバーしています。

最大の特徴は、WindowsやOffice 365、Teamsといった既存のMicrosoft製品とシームレスに連携できる点にあります。多くの日本企業はすでに社内でWordやExcelを使っているため、既存の資産を活かしながらクラウドへ移行できるのは大きなメリットでしょう。さらに、オンプレミス環境(自社サーバー)とクラウドを組み合わせて使うハイブリッドクラウドの対応に特に力を入れており、段階的なクラウド移行がしやすい設計になっています。

もう一つ知っておきたいのが法的な安心感です。AWSの準拠法と管轄裁判所がアメリカであるのに対し、Azureは準拠法が日本の法律、管轄裁判所が東京地方裁判所に設定されています。万が一のトラブル時にも日本国内で解決できるため、コンプライアンスを重視する大企業や官公庁にとって選びやすいクラウドといえるでしょう。

会話での使われ方

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うちはOffice 365をもう全社で使ってるし、クラウドもAzureに寄せた方が管理が楽かもしれないですね。

情報システム部の担当者が、クラウド基盤の選定会議で発言している場面です。既存のMicrosoft製品との連携メリットを根拠に、Azureの採用を提案しています。

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Azureなら準拠法が日本法なので、法務部の審査もスムーズに通りそうです。コンプライアンス要件にも合致しますし。

SIerの営業担当が、官公庁向けの提案でクラウド選定理由を説明している場面です。日本法が適用される点は、コンプライアンスを重視する組織への提案時に有力な訴求ポイントとして使われています。

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Azureの学習を始めるなら、まずAZ-900の資格勉強から入るといいよ。全体像がつかめるから実務にも活きるはず。

先輩インフラエンジニアが、クラウド学習を始めたばかりの後輩にアドバイスしている場面です。AZ-900はAzureの入門資格で、非エンジニアでも受験できるレベルのため最初の学習指針として広く勧められています。

【まとめ】3つのポイント

  • Microsoftが運営するクラウドの総合プラットフォーム:サーバー・データベース・AIなど200以上のサービスをネット経由で利用できる
  • 既存のMicrosoft環境とそのままつながる:Office 365やTeamsを使っている企業なら、移行コストを抑えて導入しやすい
  • 日本法準拠で法務リスクを軽減:万が一のトラブル時も日本の法律・裁判所で対応できるため、コンプライアンスを重視する組織に選ばれている

よくある質問

Q
Azureは個人でも使えますか?
A

はい、個人でも利用可能です。Azureの無料アカウントを作成すると、最初の30日間に約2万円分のクレジットが付与され、主要サービスへの12か月間の無料アクセスも利用できます。学習や個人開発の用途で始める方も多くいます。

Q
Azureの読み方は何ですか?
A

Azureはアジュールと読みます。英語で青空や空を意味する言葉で、クラウド(雲)を浮かべる空の色をイメージしてつけられたとされています。

Q
AzureとMicrosoft 365は何が違いますか?
A

Azureはサーバーやデータベース、AI基盤などのITインフラをクラウドで提供するサービスで、主にIaaS・PaaSに分類されます。一方、Microsoft 365はWordやExcelなどのOffice製品をサブスクリプション形式で提供するSaaSです。利用目的が異なる別製品ですが、両者を連携させることも可能です。

Q
AzureとAWSの違いは何ですか?
A

どちらもサーバーやデータベースをクラウドで提供するサービスですが、強みが異なります。AWSはサービス数の多さと長年の実績が強みで、クラウド市場シェア1位を維持しています。一方Azureは、Office 365やTeamsなどMicrosoft製品との連携に優れ、準拠法が日本法である点も特徴です。社内で既にMicrosoft製品を多く使っている企業にはAzureが選ばれやすい傾向にあります。

【出典】参考URL

https://azure.microsoft.com/ja-jp/resources/cloud-computing-dictionary/what-is-azure :Azure公式サイトによるサービス概要・データセンター数・Fortune 500採用実績の根拠
https://x-tech.pasona.co.jp/media/detail.html?p=2343 :Azureの仕組み・特徴・日本法準拠の解説の根拠
https://bizwind.co.jp/blog/business-efficiency/azure-introduction/ :Azureの歴史・ハイブリッドクラウド対応の根拠
https://www.jbcc.co.jp/blog/column/azure-mechanism.html :IaaS・PaaSの分類とMicrosoft製品連携の根拠
https://vnext.co.jp/v-blog/what-is-azure.html :Azureの読み方・無料利用枠・AWSとの法的比較の根拠

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「IT用語、難しすぎて心が折れそう……」という方のための、ハードル低めな用語辞典です。

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