ざっくりとFP法とは
- 機能と難易度で見積もり
- ポイントを金額へ変換
- 開発のコストを正確に計算
FP法とは、機能と難易度で開発見積もりを出す手法です。
概要説明
FP法とは機能の数とその難易度を基にした見積もり手法である。なぜならば、システム開発にはさまざまな機能が必要で、それぞれの難易度も異なるからだ。
例えば、簡単な機能と難しい機能があるとして、それらをポイント化して計算する。そして、その総ポイントを金額に変換する。
つまり、開発のコストを正確に知ることができる。だから、見積もりの精度を高めるために重要。
職業職種
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの予算を決める時にFP法を使用する。なぜなら、正確なコスト見積もりが求められるからだ。例えば、新しいシステム開発プロジェクトを計画する時。
システムエンジニア
システムエンジニアは、開発する機能のリストを作成する時にFP法を使用する。なぜなら、どの機能がどれくらいのコストになるかを知るためだ。例えば、クライアントからの要求を元にした機能の提案時。
営業
営業は、クライアントへの提案書を作成する時にFP法を使用する。なぜなら、客に明確な価格を提示する必要があるからだ。例えば、新規案件の提案時。
FP法は、名前の由来は「Function Point」つまり「機能のポイント」からきています。
FP法の手順例
以下は、FP法を実行する手順です。機能の特定
システムの必要な機能を一覧にする。なぜなら、機能の数と難易度を知るため。例えば、ログイン、データ検索、データ保存など。
難易度の評価
機能ごとの難易度を評価する。なぜなら、機能のコストを計算するため。簡単、普通、難しいの三段階で分ける。
ポイントの割り当て
難易度に応じてポイントを割り当てる。簡単なものは10ポイント、普通は30ポイント、難しいものは50ポイントとする。
ポイントの合計
各機能のポイントを合計する。なぜなら、全体のコストを見積もるため。例えば、10個の機能のポイントを合計する。
金額への変換
合計したポイントを金額に変換する。なぜなら、見積もりの金額を知るため。例えば、1ポイント=10,000円として計算する。
類似語
機能ポイント法
機能ポイント法は、FP法の別の呼び方である。なぜなら、FPは「Function Point」の略で、これを日本語にすると「機能ポイント」になるから。例えば、海外の文献ではこの名前で見ることが多い。
COCOMO法
COCOMO法は、システム開発のコストを見積もる別の方法である。なぜなら、FP法とは異なるアプローチで開発コストを計算するから。例えば、開発工数やスタッフの経験などを元に見積もりをする。
ユースケースポイント法
ユースケースポイント法は、ユースケースを基に見積もりをする方法である。なぜなら、ユースケースの複雑さやアクターの数を考慮してポイントを割り当てるから。例えば、ユーザーのアクションやシステムの応答をベースに見積もる。
反対語
固定費法
固定費法は、開発費を一律の金額で算出する方法である。なぜなら、FP法は機能の数と難易度に基づいてコストを計算するのに対し、固定費法は均一な費用を適用するから。例えば、機能の数や難易度に関係なく、システム開発の費用が一定となる。
経験ベース法
経験ベース法は、過去の経験や直感に基づいて見積もりを出す方法である。なぜなら、FP法は客観的なポイントを元に算出するのに対して、経験ベース法は主観的な判断が大きいから。例えば、前に似たプロジェクトを行った際のコストを参考にする。
一律費用法
一律費用法は、全ての機能に同じコストを割り当てる方法である。なぜなら、FP法で機能ごとに異なるポイントを割り当てるのに対して、一律費用法では区別しないから。例えば、10の機能があっても、全てに1000円のコストを適用する。
FP法の注意点
FP法を使用する時の注意点は、正確な難易度の評価である。なぜならば、間違った難易度を割り当てると、コストの見積もりが大きく外れる可能性があるからだ。
例えば、難しい機能を簡単と評価してしまうと、予算が不足するかもしれない。そして、全ての機能を網羅すること。だから、機能の洗い出しをしっかりと行うことが重要だ。
FP法とCOCOMO法は、間違えやすいので注意しましょう。
FP法は、機能の数と難易度に基づいてコストを計算する方法です。
一方、COCOMO法は、ソフトウェアのサイズや複雑さを基にした見積もり方法です。
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