ざっくりとIANA
- インターネットを支える団体
- ドメイン名を管理しているところ
- IPアドレスを割り当てる役割
「IANA」は、”Internet Assigned Numbers Authority”の略で、「インターネット割り当て番号機関」と訳せます。
IANAとは
「IANA」は、インターネットの各種リソースを管理・運営している組織なのです。なぜなら、IANAがインターネットの「住所」であるIPアドレスやドメイン名を管理しているからです。例えば、あなたが自分のWebサイトを開設したいと思った時、そのWebサイトの「住所」を取得するためには、IANAが管理しているドメイン名やIPアドレスを使用する必要があります。そして、IANAはこれらのリソースを世界中の人々が公平に利用できるように管理しているのです。だから、IANAはインターネットをスムーズに使うために欠かせない組織なのです。
IANAを使用する職種
ネットワークエンジニア
ネットワークを構築するために、IANAが管理するIPアドレスを使用します。
Webデザイナー
Webサイトを開設するために、IANAが管理するドメイン名を取得します。
システム管理者
社内ネットワークの管理やセキュリティ対策に、IANAが提供する情報を参照します。
IANAで有名な企業や製品、サービス
ICANN(インターネット割り振り番号機関)
ICANNは、IANAの業務を実施する組織です。IANAの運営を支えています。
IPv4とIPv6
これらはIANAが管理するインターネットプロトコル(IP)アドレスのバージョンです。インターネットの通信に欠かせません。
ポール・ヴィクスィー
ポール・ヴィクスィーは、DNSの開発者であり、IANAの重要な役割を理解しています。
IANAの類似語
IANAと同じような業務を行っている組織や概念を紹介します。ARIN(American Registry for Internet Numbers)
ARINは、北米地域でIPアドレスやAS番号を管理する組織です。IANAと同じように、インターネットのリソースを管理します。
RIR(Regional Internet Registries)
RIRは地域インターネットレジストリといい、世界各地でIPアドレスやAS番号を管理しています。IANAと連携して、リソースを公正に分配しています。
W3C(World Wide Web Consortium)
W3Cは、Webの標準を策定する組織で、IANAとは異なりますが、インターネットの発展に寄与しています。
IANAの反対語
IANAとは直接反対の概念や行動は存在しないため、反対語については特に挙げるものはありません。IANAを使った会話の例文
ネットワークエンジニアが新しくIPアドレスを取得する場面
Q.「新たにIPアドレスを取得したいんだけど、どこで申請すればいいの?」
A.「それなら、地域インターネットレジストリ(RIR)に申請するといいよ。RIRはIANAからIPアドレスを割り当てられているからね。」
Webデザイナーがドメインを取得する場面
Q.「Webサイトを立ち上げたいけど、どうやってドメインを取得するの?」
A.「そのためにはドメイン登録業者に申請する必要があるよ。それらの業者はIANAによって管理されているドメイン名システム(DNS)からドメインを取得します。」
IT初心者がIANAを理解しようとする場面
Q.「IANAって何だろう? よく分からないんだけど。」
A.「IANAは、インターネット上の資源(IPアドレスやドメイン名など)の管理・配布を行う組織だよ。そのおかげで、インターネット上の情報が正しくやり取りできるんだ。」
会話で使用する場合の注意点
IANAを会話で使用する際の注意点は、具体的な資源を指しているかどうかを理解することです。なぜなら、IANAはIPアドレスやドメイン名といった具体的なインターネット資源を管理しているためです。例えば、「IANAからIPアドレスを取得した」と言った場合、実際には地域インターネットレジストリ(RIR)やインターネットサービスプロバイダ(ISP)からIPアドレスを取得することになります。そして、それらの組織はIANAから資源を配分されています。だから、IANAについて話すときは、彼らが全世界的な資源配分を管理しているという視点を忘れないでください。
インターネットの裏側で活動するIANAの役割を理解しよう。
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