- ある一定期間内にWebサイト、アプリ、ゲームなどのサービスを実際に利用したユーザーのこと
- ログインしたり、コンテンツを閲覧したり、何らかの操作を行ったユーザーを指す
- サービスの利用状況やユーザーの関心度を示す重要なバロメーター

もっとくわしく知りたい人は続きをどうぞ!
アクティブユーザーをわかりやすく
アクティブユーザーとは
アクティブユーザーとは、Webサイトやアプリなどのサービスにおいて、ある一定期間内に実際に利用したユーザーのことを指す。単に会員登録をしているだけでなく、その期間中に何らかの行動を起こしたユーザーがカウントされる。この指標は、サービスの利用状況やユーザーの関心度を示す重要なバロメーターとなる。
アクティブユーザーと混同されやすい言葉に「ユニークユーザー」がある。ユニークユーザーは、。例えば、1日に同じ人が3回Webサイトにアクセスした場合、ユニークユーザー数は1となるが、セッション数(アクセス回数)は3となる。一方、アクティブユーザーは、ユニークユーザーの中でも、さらに実際にコンテンツを閲覧したり、アプリを起動したりといったエンゲージメント行動を起こしたユーザーを指すことが多い。つまり、アクティブユーザーはサービスの利用頻度やユーザーの熱意を示す指標と言える。ただし、アクセス解析ツールによっては、期間を指定したアクティブユーザーとユニークユーザーをほぼ同じ意味合いで扱う場合もある。
アクティブユーザーは、計測期間によってさらに細かく分類され、代表的なものに以下の3つがある。
アクティブユーザーとは?目的と基本的な考え方
- DAU(Daily Active Users): 1日あたりのアクティブユーザー数。特定の日にサービスを利用したユーザー数を指す。SNSアプリやニュースアプリなど、毎日の利用が想定されるサービスで重視される。
- WAU(Weekly Active Users): 1週間あたりのアクティブユーザー数。7日間の間にサービスを利用したユーザー数を指す。情報配信サービスなど、週に数回程度の利用が想定されるサービスで用いられる。
- MAU(Monthly Active Users): 1ヶ月あたりのアクティブユーザー数。30日間または1ヶ月の間にサービスを利用したユーザー数を指す。ホテル予約サイトやバンキングアプリなど、月に数回程度の利用が想定されるサービスに適している。
アクティブユーザー数を把握することは、サービスを提供する上で非常に重要となる。その主な目的は、サービスの健全性や成長度合いを測ることにある。アクティブユーザー数が多いほど、多くのユーザーがサービスに価値を感じて利用していると判断できる。
また、アクティブユーザー数はユーザーエンゲージメントや定着率を把握するためにも活用される。一定期間内にサービスを継続して利用しているユーザーが多いほど、エンゲージメントが高く、サービスへの満足度も高いと考えられる。これは、リピーターの数を把握することにもつながる。
さらに、マーケティング施策の効果測定においても、アクティブユーザー数は重要な指標となる。特定のキャンペーンを実施した前後でアクティブユーザー数の変化を分析することで、その施策がユーザーの獲得や活性化にどれだけ貢献したかを評価できる。
アクティブユーザー数をより深く理解するためには、「アクティブ率」という指標も重要となる。アクティブ率とは、総ユーザー数やダウンロード数に対して、アクティブユーザー数が占める割合を示すもの。例えば、アプリのダウンロード数が1000件で、MAUが500人だった場合、アクティブ率は50%となる。アクティブ率が高いほど、獲得したユーザーが実際にサービスを利用している割合が高いと言え、より効率的な運営ができていると判断できる。一般的に、アプリダウンロードから30日後のアクティブユーザー率は70〜80%が目安とされている。
身近な例で解説!アクティブユーザーが使われる場面
アクティブユーザーという概念は、私たちの身近な様々なインターネットサービスで活用されている。
例えば、SNSプラットフォームでは、日々のログイン数や投稿、いいね、コメントなどのアクションを起こしたユーザーがDAUとして計測される。これにより、プラットフォームが daily どの程度活況であるかを把握できる。また、特定の期間に一度でもログインしたユーザー数はMAUとして計測され、プラットフォームの月間のリーチ力を示す指標となる。
モバイルゲームにおいては、毎日ゲームを起動してプレイしたユーザー数がDAUとして、1週間に一度以上プレイしたユーザー数がWAUとして、1ヶ月に一度以上プレイしたユーザー数がMAUとして計測される。特にソーシャルゲームにおいては、アクティブユーザー数はゲームの人気やユーザーの継続率を測る上で非常に重要な指標となる。
ECサイトでは、特定の期間に商品を購入したり、カートに商品を追加したり、お気に入り登録をしたりといったアクションを起こしたユーザーがアクティブユーザーとしてカウントされる。これにより、サイトの活気や売上への貢献度を測ることができる。
このように、アクティブユーザーは様々なオンラインサービスにおいて、ユーザーの利用状況を把握し、サービス改善やマーケティング戦略の策定に役立てられている。
アクティブユーザーを【計測】するには?
アクティブユーザーという概念は、私たちの身近な様々なインターネットサービスで活用されている。
例えば、SNSプラットフォームでは、日々のログイン数や投稿、いいね、コメントなどのアクションを起こしたユーザーがDAUとして計測される。これにより、プラットフォームが daily どの程度活況であるかを把握できる。また、特定の期間に一度でもログインしたユーザー数はMAUとして計測され、プラットフォームの月間のリーチ力を示す指標となる。
モバイルゲームにおいては、毎日ゲームを起動してプレイしたユーザー数がDAUとして、1週間に一度以上プレイしたユーザー数がWAUとして、1ヶ月に一度以上プレイしたユーザー数がMAUとして計測される。特にソーシャルゲームにおいては、アクティブユーザー数はゲームの人気やユーザーの継続率を測る上で非常に重要な指標となる。
ECサイトでは、特定の期間に商品を購入したり、カートに商品を追加したり、お気に入り登録をしたりといったアクションを起こしたユーザーがアクティブユーザーとしてカウントされる。これにより、サイトの活気や売上への貢献度を測ることができる。
このように、アクティブユーザーは様々なオンラインサービスにおいて、ユーザーの利用状況を把握し、サービス改善やマーケティング戦略の策定に役立てられている。
アクティブユーザーを【計測】するには?
アクティブユーザー数を計測する具体的な手順は、利用するプラットフォームや分析ツールによって異なるが、基本的な考え方は共通している。一般的には、Webサイトやアプリへのアクセス、ログイン、特定の機能の利用などのユーザー行動をトラッキングし、設定した期間内にこれらの行動を一度でも行ったユーザーをカウントする。
多くのWebサイトやアプリでは、アクセス解析ツールが利用されている。代表的なツールとしては、GoogleアナリティクスやAdobe Analyticsなどが挙げられる。これらのツールを導入することで、Webサイトへのアクセス状況やユーザーの行動を詳細に分析し、アクティブユーザー数を自動的に計測することが可能となる。
例えば、Googleアナリティクス4(GA4)では、アクティブユーザーは以下のいずれかの条件を満たすユーザーとして定義される。
- エンゲージメントセッションが発生したユーザー(10秒以上Webサイトやアプリを操作、コンバージョンイベントが発生、2回以上のページ閲覧または画面表示)
- first_visit(ウェブ)または first_open(アプリ)イベントが発生したユーザー
- engagement_time_msec パラメータが発生したユーザー
ソーシャルゲームや一般的なゲームにおいては、ゲームプラットフォームが提供する分析機能や、SDK(ソフトウェア開発キット)などを利用して、DAU、WAU、MAUなどのアクティブユーザー数を計測することが一般的。
TwitterやInstagramなどのSNSプラットフォームでは、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)を利用して、特定の期間内にログインしたり、投稿したり、他のユーザーとインタラクションしたりしたユーザー数を取得することができる。
一般的なアクティブユーザー指標と計測期間
指標 | 定義 | 一般的な活用例 |
---|---|---|
DAU(日次アクティブユーザー) | 特定の1日にサービスを利用したユーザー数 | 毎日のユーザーエンゲージメントの把握、キャンペーンの効果測定(当日) |
WAU(週次アクティブユーザー) | 過去7日間にサービスを利用したユーザー数 | 週ごとのユーザー利用傾向の分析、コンテンツ更新の効果測定(週間) |
MAU(月次アクティブユーザー) | 過去30日間または1ヶ月間にサービスを利用したユーザー数 | 月間のユーザーリーチの把握、長期的なユーザー成長の分析、アプリの定着率の評価 |
アクティブユーザーについてのよくある質問
- QGA4でのアクティブユーザーとは?
- A
Googleアナリティクス4(GA4)におけるアクティブユーザーとは、特定の期間内にWebサイトやアプリでエンゲージメントのあったユーザーのこと。具体的には、10秒以上の操作、コンバージョンイベントの発生、2回以上のページ閲覧などの条件を満たしたユーザーがカウントされる
- Qソシャゲでのアクティブユーザーとは?
- A
ソーシャルゲームにおけるアクティブユーザーとは、特定の期間(日、週、月など)にゲームをプレイしたユーザーのこと。これは、ゲームの人気やユーザーの継続率を示す重要な指標となる。
- Qゲームでのアクティブユーザーとは?
- A
ゲーム全般におけるアクティブユーザーも、ソーシャルゲームと同様に、特定の期間にゲームをプレイしたユーザーを指す。開発者はこの指標を用いて、ゲームの健全性やユーザーのエンゲージメントを評価する。
- Qアクティブユーザーとセッションの違いは?
- A
アクティブユーザーは、特定の期間内にサービスを利用した個々のユーザー数を指すのに対し、セッションは、ユーザーがサービスにアクセスした回数を指す。一人のユーザーが同じ期間内に複数回アクセスした場合、アクティブユーザー数は1だが、セッション数はそのアクセス回数となる。アクティブユーザーは「人」を、セッションは「訪問回数」を表すと考えるとわかりやすい。
- Qアクティブユーザーを言い換えると?
- A
アクティブユーザーは、文脈によって「利用ユーザー」「稼働ユーザー」「エンゲージメントユーザー」「リピーター」などと言い換えることができる。
- QXでのアクティブユーザーとは?
- A
Xにおけるアクティブユーザーとは、特定の期間(日、週、月など)にXにログインし、ツイート、リツイート、いいね、閲覧などのアクションを行ったユーザーのこと。Xの活況度を示す指標の一つとなる。
- Qアクティブユーザー数の目安は?
- A
アクティブユーザー数の目安は、サービスの種類や規模によって大きく異なるため、一概には言えない。しかし、一般的にアプリやWebサービスにおいては、ダウンロード数に対するMAUの割合(アクティブ率)が30日後で70〜80%程度であれば良好とされる。重要なのは、絶対数だけでなく、過去のデータや競合サービスと比較して、自社のサービスの状況を把握すること。
- Qインスタでのアクティブユーザーとは?
- A
Instagramにおけるアクティブユーザーも、Xと同様に、特定の期間にInstagramにログインし、投稿、いいね、コメント、ストーリーズ閲覧などのアクションを行ったユーザーのこと。Instagramの利用状況を示す重要な指標となる。
知っておくとさらに役立つ!アクティブユーザーの関連情報
アクティブユーザーについてより深く理解するために、関連する重要な情報を紹介する。
- DAU、MAUの違い: DAUは1日あたりのアクティブユーザー数、MAUは1ヶ月あたりのアクティブユーザー数を指す。DAUは、毎日の利用が習慣となっているサービスのエンゲージメントを測るのに適している。一方、MAUは、月に数回程度の利用頻度のサービスのリーチや長期的なユーザーの維持状況を把握するのに役立つ。また、DAUをMAUで割った値(DAU/MAU比率)は、ユーザーが月に何日程度サービスを利用しているかを示す指標となり、サービスの粘着性(スティッキネス)を測ることができる。
- エンゲージメントとの関係: アクティブユーザー数は、ユーザーエンゲージメントを測るための重要な指標の一つ。アクティブユーザー数が多いほど、ユーザーがサービスに積極的に関与していると言える。エンゲージメントの高いユーザーは、サービスを継続的に利用し、収益にも貢献する可能性が高い。
- ビジネスにおける重要性: アクティブユーザー数は、サービスの成長や収益に直接的に影響を与えるため、ビジネスにおいて非常に重要な指標となる。アクティブユーザー数の増加は、顧客の獲得と維持が順調であることを示唆し、長期的なビジネスの成長に不可欠。また、アクティブユーザーの行動を分析することで、顧客のニーズや課題を把握し、サービス改善や新たなビジネス機会の発見につなげることもできる。アクティブユーザーを維持・増加させるためには、使いやすいシステムへの改善、操作マニュアルの提供、顧客データの活用、サポート体制の充実などが重要となる。
アクティブユーザーまとめ
- アクティブユーザーとは、ある期間内にサービスを積極的に利用したユーザーのこと
- DAU、WAU、MAUなどの種類があり、サービスの性質によって使い分ける
- サービスの成長やユーザーのエンゲージメントを測る上で重要な指標である

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