ざっくりとイントラネット
- 自社内だけの専用ネットワーク
- 情報共有やコミュニケーションツール
- 社内システムへのアクセス点
イントラネット(Intranet)=内部(intra)とネット(net)を組み合わせた言葉で、内部ネットワークを意味します。
イントラネットとは
イントラネットとは企業や団体内だけで使われる専用のネットワークだ。 なぜならば社内の情報を安全に管理し、効率的に共有するため。
例えば、社内の新規プロジェクトの進行状況や、社員間の連絡、社内規則の共有など。 そして、他の公開ネットワークとは隔離されているため、安全性が高い。
だから、企業内のコミュニケーションや情報共有には、イントラネットが欠かせない。
使用する職種
人事部門
新規社員の情報や、社内の募集情報、人事評価の結果などを共有する際に使用。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトの進捗状況、議事録、スケジュールなどをチームメンバーと共有する際に使用。
IT部門
社内のITインフラ状況や、社員からのIT関連の問い合わせ、トラブル情報を共有する際に使用。
イントラネットは、社内の情報共有やコミュニケーションを円滑にする時におすすめです。
有名な企業や製品、サービス
Microsoft SharePoint
Microsoftが提供する企業向けのイントラネットサービスで、文書の共有や情報の管理が可能です。
Google Workspace
Googleが提供するクラウドベースのイントラネットサービスで、メール、カレンダー、ドキュメント共有などが一体化されています。
Slack
リアルタイムでコミュニケーションを取ることができるツールで、イントラネットの一部として使われます。
類似語
VPN(Virtual Private Network)
VPNもまた、安全なネットワーク環境を提供する技術ですが、イントラネットは企業内で限定され、VPNは遠隔地からも接続できます。
Extranet
Extranetは、特定の外部のパートナーと情報を共有するためのネットワークです。
LAN(Local Area Network)
LANは、特定の場所(例えば、オフィスや家庭内)で使われるネットワークですが、イントラネットはその上で構築され、より多機能です。
反対語
インターネット
インターネットは全世界とつながるネットワークですが、イントラネットは特定の組織内だけで使われます。
Public Network
Public Networkは誰でも利用可能なネットワークですが、イントラネットは特定の組織のメンバーだけが利用します。
Extranet
Extranetは特定の外部パートナーと情報を共有するためのネットワークですが、イントラネットは組織内のみに限定されます。
使った会話の例文
新しいプロジェクトの初期段階
Q.「新しいプロジェクトに関する資料はどこにありますか?」
A.「イントラネットのプロジェクトページにアップロードしました。ご確認ください。」
社内トレーニングの時
Q.「今日のトレーニング資料はどこにありますか?」
A.「イントラネットのトレーニングページからダウンロードできます。」
社内ニュースの確認時
Q.「今週の社内ニュースを見逃しました、どこで確認できますか?」
A.「イントラネットのニュースページに全て掲載しています。」
使用時の注意点
イントラネットを使用する時の注意点は、個人情報や重要なビジネス情報を取り扱う際のセキュリティ確保です。
なぜならば、情報が漏洩すると企業の信頼やビジネスに大きな影響を与える可能性があるからです。例えば、認証情報をしっかりと管理し、不正なアクセスを防ぐことが重要となります。
そして、データのバックアップも定期的に行うことを忘れずに。だから、イントラネットを安全に運用するためには、これらの点に気を付けてください。
イントラネットは初期設定が難しいかもしれませんが、使いこなせば社内コミュニケーションの質が向上します。
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