Java RMIとは?分散オブジェクト技術の手引き

ざっくりと

  • Java RMIはリモートメソッド呼び出し機能
  • コンピュータ間の通信を可能にする
  • リモートでプログラミングが可能

Java RMIとは、リモートでのメソッド呼び出しをする機能です。

概要説明

Java RMIとはJavaのリモートメソッド呼び出し機能である。なぜならば、Java RMIは異なるコンピューター間でのオブジェクトのメソッドの実行を可能にする。

例えば、分散システムの開発である。そして、リモートでのプログラミングが可能になる。つまり、開発者が物理的に同じ場所にいなくても、インフラの構築やプログラミングができる。だから、Java RMIは非常に便利なツールである。

職業職種

  1. ソフトウェアエンジニア
    Java RMIは、分散システムの開発に役立つ。なぜなら、Java RMIは異なるコンピューター間でのオブジェクトのメソッドの実行を可能にする。例えば、複数のコンピューターで協調して動作するシステム。
  2. システム管理者
    Java RMIは、リモートでのインフラ構築に有用である。なぜなら、Java RMIにより遠隔地からのプログラミングが可能になる。例えば、データセンター内のサーバーの構築やメンテナンス。
  3. プロジェクトマネージャ
    Java RMIは、分散開発チームの管理に助けとなる。なぜなら、Java RMIは開発者が物理的に同じ場所にいなくても、一緒にプログラミングが可能にする。例えば、リモートで作業する開発チームのプロジェクト。

Java RMIは、名前の由来はJavaの”Remote Method Invocation”から来ています。これは、”リモートでメソッドを呼び出す”という意味になります。

手順例

Java RMIの基本的な使用手順です。
  1. Java環境の準備
    Java RMIを使用するには、まずJavaの開発環境を整える必要がある。なぜなら、Java RMIはJavaの一部であるからだ。例えば、Java Development Kit (JDK)をダウンロードしてインストールする。
  2. リモートインターフェースの作成
    Java RMIの使用は、リモートインターフェースを定義することから始まる。なぜなら、これがリモートで呼び出されるメソッドを定義するからだ。例えば、public interface MyRemote extends Remoteといった形でインターフェースを作成する。
  3. リモートオブジェクトの実装
    次に、リモートインターフェースを実装したリモートオブジェクトを作成する。なぜなら、これが具体的な処理を担当するからだ。例えば、public class MyRemoteImpl extends UnicastRemoteObject implements MyRemoteといった形でクラスを作成する。
  4. RMIレジストリの起動
    リモートオブジェクトが準備できたら、RMIレジストリを起動する。なぜなら、クライアントからリモートオブジェクトを見つけるためのサービスがRMIレジストリだからだ。例えば、コマンドラインでrmiregistryと打ち込んで実行する。
  5. クライアントの作成
    最後に、リモートメソッドを呼び出すクライアントを作成する。なぜなら、これがリモートオブジェクトのメソッドを呼び出す役割を果たすからだ。例えば、Naming.lookupメソッドを使ってリモートオブジェクトを取得し、メソッドを呼び出すクラスを作成する。

類似語

  • コルバ(CORBA)
    コルバは、Java RMIに似ている。なぜなら、これもネットワークを通じてオブジェクトのメソッドを実行する技術だからだ。例えば、Java以外の言語でも使うことができるのが特徴だ。
  • SOAP
    SOAPは、Java RMIと似た役割を果たす。なぜなら、SOAPもネットワーク上でプログラム同士が通信を行う技術だからだ。例えば、XMLとHTTPを基にして動くのが特徴だ。
  • gRPC
    gRPCもJava RMIと同じく、遠隔でプログラムを実行するための技術だ。なぜなら、これもネットワーク上でプログラム同士が通信を行うためのものだからだ。例えば、Googleが開発した新しいテクノロジーだ。

反対語

  • ローカルメソッド呼び出し
    ローカルメソッド呼び出しは、Java RMIの反対だ。なぜなら、これは同じコンピュータ内でのメソッド呼び出しを指すからだ。例えば、同じプログラム内でメソッドを呼び出す場合だ。
  • 集中型システム
    集中型システムは、Java RMIとは反対の考え方だ。なぜなら、これはすべての処理を一つのコンピュータで行うシステムを指すからだ。例えば、サーバとクライアントが一つのコンピュータ上に存在する場合だ。
  • 同期通信
    同期通信は、Java RMIの反対の一つかもしれない。なぜなら、この通信方式は通信の受け手が応答するまで待つ必要があるからだ。例えば、メールのやり取りなどは同期通信だ。

会話例

  1. プロジェクトの打ち合わせ中
    Q.「このプロジェクトでJava RMIを使うんだよね?」
    A.「うん、そうだよ。異なるコンピュータで動くオブジェクトのメソッドを呼び出すために使うんだ。」
  2. プログラミング学習中
    Q.「Java RMIってなんだろう?」
    A.「それは、Javaの機能の一つで、ネットワークを通じて別のコンピュータ上のオブジェクトのメソッドを呼び出すためのものだよ。」
  3. ソフトウェア開発の相談中
    Q.「Java RMIを使ってリモートでプログラミングするのって難しい?」
    A.「基本的なJavaの知識があれば、そんなに難しくないよ。ただ、ネットワークや分散システムに関する理解も必要だけどね。」

注意点

Java RMIを使用する時の注意点はセキュリティである。なぜならばJava RMIはネットワークを通じてデータのやり取りを行うからだ。

例えば、認証や暗号化などの手段を適切に設定しないと、情報が漏洩したり改ざんされたりする可能性がある。そしてファイアウォール設定。

だから、十分なセキュリティ対策を行うことが必要だ。

Java RMIとソケットプログラミングは、間違えやすいので注意しましょう。Java RMIは異なるコンピュータ上でのオブジェクトのメソッドを呼び出すもので、ソケットプログラミングは通信の接続部分を直接コントロールする技術です。

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