ざっくりとドキュメントルートとは
- ウェブ公開のための最上位フォルダ
- 「htdocs」「www」「public_html」がよく名前に使われる
- ここにHTMLを置くとページにアクセス可能に
ドキュメントルートとは、ウェブ公開の最上位フォルダです。
概要説明
ドキュメントルートとは、ウェブ公開の最上位フォルダである。なぜならば、サーバー上でウェブサイトを公開する際、そのフォルダ内のファイルが公開されるからだ。
例えばhtdocs、www、public_htmlなどの名前のフォルダがそれに当たる。そしてそのフォルダの下にHTMLや画像ファイルを置くと、それらのファイルがインターネット上に表示される。
つまり、ドキュメントルートはウェブ公開のための「土台」である。だから、ウェブサイト構築においてはドキュメントルートの理解が必要だ。
職業職種
ウェブデザイナー
ウェブデザイナーは、ドキュメントルートを作業の基盤として使用する。なぜなら、ウェブサイトのデザイン要素(HTML、CSS、画像など)を配置する場所だからだ。例えば、新しいページを作る時、そのHTMLファイルはドキュメントルート内に置く。
ウェブ開発者
ウェブ開発者も、ドキュメントルートを活用する。なぜなら、ここにはウェブアプリケーションのコードが配置されるからだ。例えば、PHPのコードを書いたファイルは、ドキュメントルートの下に配置する。
サーバー管理者
サーバー管理者は、ドキュメントルートを設定・管理する。なぜなら、どのディレクトリがウェブ公開のための最上位フォルダとなるか、決める役割があるからだ。例えば、新たなサーバーを設定する際、ドキュメントルートを定める。
ドキュメントルートは、名前の由来は英語の”Document”(ドキュメント=文書)と”Root”(ルート=基本的な、根源的な)から来ています。
類似語
ウェブルート
ウェブルートは、ドキュメントルートと同じ意味で使うことがある。なぜなら、これもウェブサイトの最上位ディレクトリを指すからだ。例えば、あるサーバー上で「/www/htdocs」がウェブルートとなる。
ルートディレクトリ
ルートディレクトリは、システム全体の最上位ディレクトリを指す。なぜなら、システムの全体構造を象徴する根本的な場所だからだ。例えば、「/」(スラッシュ)だけが示す場所がルートディレクトリとなる。しかし、特定のコンテクスト(たとえばウェブサーバー)では、ドキュメントルートを指すこともある。
ホームディレクトリ
ホームディレクトリは、特定のユーザーが主に作業するディレクトリを指す。なぜなら、ユーザーごとに割り当てられた専用の作業スペースだからだ。例えば、Unix系のシステムでは、「/home/username」がユーザーのホームディレクトリとなる。ただし、ウェブサーバーの設定によっては、特定のユーザーのホームディレクトリがドキュメントルートとして機能することもある。
反対語
プライベートディレクトリ
プライベートディレクトリは、ドキュメントルートの反対語と言える。なぜなら、これはウェブサイト上ではなく、ユーザーのプライベートな領域に位置するディレクトリだからだ。例えば、サーバー内で秘密に保持するためのデータを格納する場所。
非公開フォルダ
非公開フォルダもドキュメントルートと反対の意味で使う。なぜなら、これはウェブ上からアクセスできないように設定されたフォルダだからだ。例えば、パスワード情報やデータベース接続情報を含むファイルを格納する場所。
システムフォルダ
システムフォルダはドキュメントルートと対照的な位置付けにある。なぜなら、ウェブ公開の目的ではなく、システム運用のために必要なファイルを保管する場所だからだ。例えば、オペレーティングシステムのコアファイルを格納する場所。
ドキュメントルートの注意点
ドキュメントルートを設定する時の注意点はセキュリティである。なぜならば、ドキュメントルートに配置されたファイルはインターネット上で公開されるからだ。
例えば、個人情報を含むファイルやパスワード情報などを誤って公開してしまうと、不正アクセスのリスクがある。そして、ドキュメントルートはサーバーによって異なるため、間違った場所に設定するとウェブページが表示されなくなる可能性もある。
だから、正しい場所に設定し、セキュリティを確保する必要がある。
ドキュメントルートとホームディレクトリは、間違えやすいので注意しましょう。
ドキュメントルートは、ウェブサイトとして公開されるファイルを置く最上部のディレクトリです。
一方、ホームディレクトリは、特定のユーザーの主な作業場所です。
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