ざっくりと
- 複雑で理解しづらいコード
- 修正や処理が困難
- goto文や機能追加により生じる

スパゲッティコードとは、複雑で理解しにくいコードのことです。
概要説明
スパゲッティコードとは、複雑で理解しにくいプログラムコードのことだ。なぜなら、goto文の多用や度重なる機能の追加や変更によってコードが複雑化するからだ。
例えば、ある機能を追加するためにコードを修正したけど、その修正が他の部分に影響を及ぼしてしまう場合がある。そして、その結果としてコード全体が複雑化し、修正や理解が難しくなる。
つまり、スパゲッティコードは開発の効率を下げる要因になる。だから、開発者は常にこの問題を意識しながらコードを書く必要がある。
職業職種
- ソフトウェアエンジニア
スパゲッティコードは、ソフトウェアエンジニアが避けるべき現象だ。なぜなら、コードの可読性と保守性が低下するからだ。例えば、新機能の追加や既存機能の修正が困難になる。 - プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーも、スパゲッティコードに注意する必要がある。なぜなら、開発時間が予想以上にかかる可能性があるからだ。例えば、不必要に複雑なコードはテストやデバッグが難しくなる。 - 学生(プログラミングを学んでいる)
学生もスパゲッティコードに気をつけるべきだ。なぜなら、正しいプログラミング技法を学ぶ上で重要だからだ。例えば、綺麗なコードを書く練習はプログラミングスキルの向上につながる。

スパゲッティコードの名前の由来は、その見た目がスパゲッティのように入り組んでいて理解しにくいところから来ています。
類似語
- ラザニアコード
ラザニアコードは、複数のレイヤーが密接に絡み合っているコードのことだ。なぜなら、これは独立したレイヤーが重なることで、一つ一つの層が独立して動くことが難しいからだ。例えば、一つの変更が他の全ての層に影響を及ぼす場合だ。 - ゴミコード
ゴミコードは、不必要なコードや汚いコードのことだ。なぜなら、これらのコードは読みづらく、理解しにくく、メンテナンスが困難だからだ。例えば、使用していない変数や関数、コメントアウトされた古いコードなどがこれに該当する。 - クリスマスツリーコード
クリスマスツリーコードは、インデント(字下げ)が多すぎてコード全体がクリスマスツリーのように見える状態のことだ。なぜなら、深いネストによりコードの読みやすさが損なわれるからだ。例えば、if文やfor文が深くネストされていると、その部分はクリスマスツリーコードと呼ばれることがある。
反対語
- クリーンコード
クリーンコードは、読みやすく、理解しやすいコードのことだ。なぜなら、それは明確な構造を持ち、無駄な部分がなく、維持管理も容易だからだ。例えば、コメントが適切に付けられ、インデントが正しく行われているコードがこれに当たる。 - モジュール化コード
モジュール化コードは、各部分が独立して機能するコードのことだ。なぜなら、それは各部分が互いに影響を及ぼさず、それぞれ単独で動作・テスト・修正が可能だからだ。例えば、関数やクラスを使って適切に分割されたコードがこれに該当する。 - 整形済みコード
整形済みコードは、整然と整理され、規則に従って書かれたコードのことだ。なぜなら、それは読みやすく、変更やデバッグが容易だからだ。例えば、コーディングスタイルに従って書かれ、適切なインデントや空白が用いられたコードがこれに当たる。
会話例
注意点
コードを書く時の注意点は整理と予防だ。なぜならば、一度スパゲッティコードになると、後から整理するのはとても大変だからだ。
例えば、変更や追加を行う前には必ずコードを整理することが大切だ。そして、予防的にコードをシンプルに保つことが重要だ。
だから、一度に大きな機能を追加するのではなく、小さな部分からコードを作り上げることが推奨される。

スパゲッティコードとクリスマスツリーコードは、間違えやすいので注意しましょう。
スパゲッティコードは構造が複雑で理解しにくいコードです。
一方、クリスマスツリーコードはインデントが深すぎて読みづらいコードです。
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