ざっくりと
- アプリとデータベースをつなぐ
- 操作を分離し変更を容易に
- 多くの言語やソフトウェアで利用可
Data access objectとは、アプリとデータベースを繋ぐ技術です。
概要説明
Data access objectとはデータベースとアプリケーションをつなぐための技術だ。 なぜなら、Data access object(DAO)を使えば、アプリケーションのコードを変えずにデータベースの操作ができるからだ。
例えば、データの読み書きや検索などの操作である。そして、データベースの詳細を知らなくても操作ができる。つまり、設計パターンとしての役割を果たす。だから、開発効率を上げるために重要だ。
職業職種
ソフトウェアエンジニア
ソフトウェアエンジニアは、Data access objectを頻繁に使用する。なぜなら、アプリケーションとデータベースをつなぐための設計パターンとして活用されるからだ。例えば、システム開発時のデータベースの操作である。
データサイエンティスト
データサイエンティストも、Data access objectを使用することがある。なぜなら、大量のデータを効率良く操作するために必要となるからだ。例えば、データ解析に必要なデータを取得する際に使う。
システムアーキテクト
システムアーキテクトは、Data access objectの設計を行う。なぜなら、システム全体のデータ操作をスムーズにするための設計を決定する役割があるからだ。例えば、システム設計時に決定するデータベースとの連携方法である。
DAO(Data Access Object)は、データベースとアプリケーションの間の通信を管理します。それに対して、SQLはデータベース内のデータを操作するための言語です。
DAOコード例
import java.sql.*;
import java.util.ArrayList;
import java.util.List;
public class UserDao {
private Connection conn;
public UserDao(Connection conn) {
this.conn = conn;
}
public List<User> getAllUsers() {
List<User> userList = new ArrayList<>();
try {
Statement stmt = conn.createStatement();
ResultSet rs = stmt.executeQuery("SELECT * FROM users");
while(rs.next()) {
User user = new User();
user.setId(rs.getInt("id"));
user.setName(rs.getString("name"));
user.setEmail(rs.getString("email"));
userList.add(user);
}
} catch (SQLException e) {
e.printStackTrace();
}
return userList;
}
}
このUserDao
クラスは、データベースに接続し、ユーザーのリストを取得するgetAllUsers
メソッドを持っている。このメソッドはSQLクエリ(”SELECT * FROM users”)を実行し、その結果をJavaのUserオブジェクトのリストに変換する。
このようにDAOを使用すると、データベース操作がJavaコード内で一貫した方法で抽象化され、アプリケーションの他の部分から独立してデータベースとのやり取りを管理できる。これにより、データベースの詳細を公開せずにデータ操作を行うことが可能になる。
類似語
DAOパターン
DAOパターンは、Data access objectの一部とも言える。なぜなら、DAOパターンも特定のデータベースからデータを取得したり操作したりする方法を提供するからだ。例えば、オブジェクト指向プログラミングでよく使われる。
ORM
ORMは、Object Relational Mappingの略で、Data access objectとよく似てる。なぜなら、両方ともアプリケーションとデータベースの間を仲介するからだ。例えば、ORMは特定のデータベーステーブルとクラスをマッピングする。
リポジトリパターン
リポジトリパターンは、Data access objectと似た役割を果たす。なぜなら、両方ともデータアクセスロジックをカプセル化するからだ。例えば、リポジトリパターンは一般的にデータベースとのやり取りを抽象化し、データアクセスを簡単にテストできるようにする。
反対語
直接アクセス
直接アクセスは、Data access objectの反対と言える。なぜなら、DAOはデータベースの詳細を隠すためのもので、直接アクセスはデータベースの詳細を直接扱うからだ。例えば、特定のSQL文を直接コーディングする行為。
ハードコード
ハードコードは、Data access objectの反対語である。なぜなら、DAOはデータベースへのアクセス方法を抽象化し、ハードコードはデータアクセスを直接プログラム内に埋め込むからだ。例えば、特定のSQL文を直接プログラムに書き込む。
非構造化データ
非構造化データは、Data access objectの反対と言える。なぜなら、DAOは主に構造化データに対する操作を扱い、非構造化データはその構造が定義されていないからだ。例えば、社交メディアの投稿やメールのテキストなど。
会話例
プロジェクトチームのミーティングで
「新しい機能を追加するためにDAOを更新する必要があるか?」
「そうだね。DAOを更新することで、新しいデータ操作を追加できるよ。」
コードレビューセッションで
「このDAOはどのデータベーススキーマにマッピングされているの?」
「このDAOはユーザーデータベースにマッピングされているよ。」
新入社員へのトレーニングで
「DAOの役割は何ですか?」
「DAOの主な役割は、アプリケーションとデータベース間の通信を管理することだよ。」
注意点
DAOを使用する時の注意点はデータの一貫性である。なぜならば、複数のDAOが同じデータにアクセスし、それぞれがデータを変更する可能性があるからだ。
例えば、同時に複数のユーザーが同じレコードを更新しようとするケースである。そして、これが起こると、データの不整合が生じる可能性がある。だから、トランザクション管理を適切に行うことが重要だ。
Data access objectとORMは、間違えやすいので注意しましょう。
Data access objectは、アプリケーションとデータベース間の通信を抽象化します。
一方、ORMはデータベースのテーブルとオブジェクト指向プログラムの、クラスとのマッピングを行います。
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