デストラクタとは?オブジェクト破棄時の重要な役割を解説

ざっくりと

  • オブジェクトが消えるときに動く
  • 特殊メソッドで名前は決まってる
  • メモリ解放などオブジェクト消去前に必要な処理を行う

デストラクタとは、オブジェクト消滅時に働く特別なメソッドです。

概要説明

デストラクタとは、オブジェクトが破棄されるときに呼び出される特別なメソッドである。なぜならば、オブジェクトが消滅するときに必要な処理を実行するためだ。

例えば、オブジェクトが占有していたメモリ領域の解放を行う。そして、デストラクタはオブジェクト指向プログラミングの重要な一部を形成している。

つまり、デストラクタはオブジェクトの生涯が終わるときにその後始末を行う特別なメソッドである。だから、デストラクタはプログラムの安全性と効率を保障する重要な役割を果たしている。

職業職種

  1. ソフトウェアエンジニア
    ソフトウェアエンジニアは、デストラクタを頻繁に使用する。なぜなら、オブジェクト指向プログラミングを行う際に、メモリリークを防ぐために必要な処理をデストラクタに記述するからだ。
  2. システムアーキテクト
    システムアーキテクトも、デストラクタの重要性を理解している。なぜなら、プログラム全体の効率と安全性を保証するため、適切にデストラクタを設計し、実装する必要があるからだ。
  3. ウェブデベロッパー
    ウェブデベロッパーも、サーバーサイドでオブジェクト指向プログラミングを行う場合、デストラクタを使うことがある。なぜなら、サーバーリソースを効率的に管理するため、デストラクタで不要になったオブジェクトを適切に処理する必要があるからだ。

デストラクタの名前の由来は、英語の “destructor” からきています。これは “destroy”(破壊する)の名詞形で、オブジェクトが「破棄」されるときに動くというその役割を表しています。

類似語

  • ファイナライザ
    ファイナライザは、デストラクタと似た概念である。なぜなら、Javaなど一部の言語でオブジェクトが破棄されるときに実行される特別なメソッドだからだ。例えば、ガベージコレクションによってオブジェクトが破棄される直前に呼び出される。
  • ガベージコレクタ
    ガベージコレクタは、デストラクタの機能と関連が深い。なぜなら、未使用のメモリを自動的に解放するシステムで、これが働くタイミングでデストラクタが呼び出されることが多いからだ。例えば、JavaやPythonなどの言語ではガベージコレクタがデフォルトで有効になっている。
  • コンストラクタ
    コンストラクタは、デストラクタと対をなす概念である。なぜなら、オブジェクトが生成されるときに実行されるメソッドで、デストラクタがオブジェクトの終了を扱うのに対して、コンストラクタはオブジェクトの始まりを扱うからだ。例えば、オブジェクトが作られる際の初期設定をコンストラクタで行うことが多い。

反対語

  • コンストラクタ
    コンストラクタは、デストラクタの反対語である。なぜなら、オブジェクトが作成される時に実行されるメソッドで、デストラクタがオブジェクトを破棄するのに対し、コンストラクタはオブジェクトを生み出すからだ。例えば、新たなインスタンスが生成される際にコンストラクタが呼び出される。
  • アロケータ
    アロケータは、デストラクタの反対語の一つである。なぜなら、メモリの確保を行う関数で、デストラクタがメモリを解放するのに対し、アロケータはメモリを確保するからだ。例えば、新たなデータ領域が必要になった時にアロケータが用いられる。
  • 初期化
    初期化は、デストラクタの反対語の一つである。なぜなら、オブジェクトを使える状態に設定するプロセスで、デストラクタがオブジェクトを破棄するのに対し、初期化はオブジェクトを活動開始に導くからだ。例えば、変数を宣言する際に初期値を設定することが初期化である。

会話例

  1. プログラマー同士のコードレビューの場面
    Q.「このオブジェクト、デストラクタを定義しているけど、なんで?」
    A.「そのオブジェクトは大量のメモリを消費するからだよ。デストラクタを使うことで、オブジェクトが不要になったらすぐにメモリを解放できるんだ。」
  2. 初めてプログラミングを学ぶ学生と講師の対話の場面
    Q.「先生、デストラクタってどういう時に使うんですか?」
    A.「デストラクタは、オブジェクトが不要になった時、自動的に呼び出されてそのオブジェクトが使っていた資源を解放するんだよ。メモリリークを防ぐのに役立つよ。」
  3. エンジニア同士が新しいフレームワークを学ぶ場面
    Q.「このフレームワーク、デストラクタが自動的に呼び出されないみたいだけど、どうやってリソースを解放するんだ?」
    A.「このフレームワークでは、ガベージコレクションがメモリの解放を担当するんだ。だからデストラクタを明示的に呼び出す必要はないんだよ。」

注意点

デストラクタを使用する時の注意点は、メモリの二重解放である。なぜならば、一度解放したメモリ領域を再度解放しようとするとエラーが発生し、プログラムがクラッシュする可能性があるからだ。

例えば、デストラクタ内で解放したメモリ領域に再度アクセスしようとする場合である。そして、その防ぐためには、メモリ解放後にそのポインタをNULLに設定すると良い。

だから、デストラクタを使用する際は必ずメモリ管理を慎重に行うように。

デストラクタとファイナライザの違いは、間違えやすいので注意しましょう。

デストラクタは、オブジェクトが破棄される時に自動的に呼ばれ、そのオブジェクトが使っていたリソースを解放します。

一方、ファイナライザは、ガベージコレクションがオブジェクトを破棄する直前に、呼び出されるメソッドで主にJavaで用いられます。

記事を書いてる人

バツイチ貧乏ダメおやじ、自宅SE。20代ギャン中、30代アル中、40代再生中。ガラケー時代からWEB開発やってる自宅SEです。

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