ざっくりとITO
- 情報技術のアウトソーシング手法
- ITサービスを外部企業に委託
- コスト削減や専門性の確保
ITO(Information Technology Outsourcing)=情報技術のアウトソーシング
ITOとは
ITOとは情報技術のアウトソーシング手法。企業がIT関連の業務を他の企業に委託すること。なぜならば、ITの専門知識を持った人材を自社に確保するのは難しいため。
例えば、システム開発や保守、ネットワーク管理などを専門のITサービス企業に任せる。そして、自社のコア業務に集中し、ビジネスの効率化を図る。だから、多くの企業がITOを利用している。
使用する職種
ITマネージャー
ITマネージャーはシステムの開発や保守、サーバーの管理などをITOを活用する。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは時間とリソースを最適化するためにITOを使用することがある。
経営者
経営者は、コスト削減やビジネス効率化を目指してITOを利用する。
ITOはIT業務の外部化によるコスト削減と専門性の確保が可能です。
有名な企業や製品、サービス
アクセンチュア
大手ITコンサルティング会社で、多数の企業向けにITOサービスを提供しています。
IBM
ITソリューションのパイオニアとして知られ、幅広いITOサービスを展開。
日立ソリューションズ
国内の大手ITOサービス提供企業で、多くの企業が利用しています。
類似語
BPO(Business Process Outsourcing)
BPOもITO同様に業務を外部企業に委託するものですが、対象がIT以外のビジネスプロセス全般となります。
KPO(Knowledge Process Outsourcing)
KPOは特定の知識領域の業務を外部企業に委託することを指します。
LPO(Legal Process Outsourcing)
LPOは法律に関連する業務を外部企業に委託することを指します。
反対語
In-house
In-houseは業務を自社内で行うことを意味し、ITOの反対語となります。
DIY(Do It Yourself)
DIYは自分で作業を行うことを意味し、ITOの反対語となります。
Self-Service
Self-Serviceは自分でサービスを提供することを意味し、ITOの反対語となります。
会話の例文
ITマネージャーがITOを検討する場面
Q.「ITOを利用すると、どのような利点がありますか?」
A.「ITOを利用すると、IT業務の専門性を確保し、コスト削減が可能となります。」
ITO提供企業との契約時の場面
Q.「ITOサービスの品質をどのように保証しますか?」
A.「サービスレベル契約(SLA)を結ぶことで、品質を定量的に保証します。」
ITOを導入後の評価の場面
Q.「ITOのパフォーマンスをどのように評価すべきですか?」
A.「業務遂行能力、コスト削減効果、満足度などを評価指標とすることが一般的です。」
使用時の注意点
ITOを使用する時の注意点は、適切なパートナー選びと契約内容の確認です。なぜなら、ITOはIT業務の一部または全部を外部企業に任せることになるからです。
例えば、セキュリティ対策が不十分なパートナーを選べば、情報漏洩のリスクが高まります。
そして、契約内容の確認が不十分だと、業務遂行の品質が確保できない可能性があります。だから、ITOを利用する際には十分な検討と準備が必要なのです。
ITO利用はパートナー選びと契約内容が鍵。
コメント