PaaSとは?サーバー・OSまで提供のプラットフォーム

ざっくりと

  • インターネットでのプラットフォーム提供
  • サーバ・OSまで含めたサービス
  • コストと手間を減らす選択

PaaSとは、インターネットで全てを提供するプラットフォームです。

概要説明

PaaSとはインターネットを通じたプラットフォームの提供方法である。 なぜならば、自前でサーバーやOSを持つことなくサービスを運用することができるから。

例えば、新しいアプリを開発したいけど、サーバーを立てるお金や時間がない場合にPaaSを使うことで、その問題を解決できる。

そして、必要なものが全て含まれているため、始めるハードルが低い。つまり、コストと時間の節約につながる。だから、多くの開発者や企業が利用している。

職業職種

  • アプリ開発者
    アプリ開発者は、PaaSを使って手軽にアプリの開発・運用を行う。なぜなら、サーバやOSの設定などの面倒な手続きを飛ばせるから。例えば、新しいゲームやツールの開発時。
  • 中小企業のオーナー
    中小企業のオーナーは、初期投資を抑えてビジネスを始める手助けとしてPaaSを利用する。なぜなら、大きな初期コストなしにサービスを開始できるから。例えば、新しいオンラインショップを開設する際。
  • 学生・研究者
    学生や研究者は、短期間のプロジェクトや実験のためにPaaSを使用する。なぜなら、短時間で環境を整えられ、コストも低く抑えられるから。例えば、学校の課題や研究の実験時。

PaaSは、名前の由来は「Platform as a Service」の略語です。これは「サービスとしてのプラットフォーム」という意味を持ります。

代表例

  • Google Cloud Platform
    Google Cloud Platformは、クラウドサービスの提供者として有名である。なぜなら、Googleが提供するPaaSやIaaSサービスで、開発者がアプリケーションの開発や運用を容易に行えるからだ。例えば、App EngineというPaaSサービスがある。
  • Azure
    Azureは、Microsoftが提供するクラウドプラットフォームである。なぜなら、Windowsベースのアプリケーションを容易にクラウド上で実行できる環境を提供しているからだ。例えば、Azure App ServiceというPaaSサービスがある。
  • Heroku
    Herokuは、初心者からプロの開発者まで手軽にWebアプリケーションをデプロイできるPaaSとして知られている。なぜなら、シンプルな操作で多くのプログラミング言語をサポートしているからだ。例えば、RubyやPython, Node.jsなどのアプリを簡単に公開できる。

手順例

以下は、PaaSを使用する基本的な手順です。
  1. アカウント作成
    PaaSプロバイダの公式サイトにアクセスして、アカウントを作成する。なぜなら、サービスを利用するためには認証が必要だからだ。例えば、Google Cloud PlatformやAzureのサインアップページである。
  2. プラットフォーム選択
    使用するプラットフォームやサービスを選択する。なぜなら、開発するアプリケーションのタイプや要件に応じて適切なプラットフォームを利用する必要があるからだ。例えば、WebアプリならApp EngineやHerokuを選ぶ。
  3. アプリケーションデプロイ
    作成したアプリケーションをPaaSにデプロイする。なぜなら、クラウド上で動作確認や公開をするためだ。例えば、Herokuにはgit pushコマンドで簡単にデプロイできる機能がある。
  4. 設定・最適化
    デプロイ後のアプリケーションの動作やリソースの最適化を行う。なぜなら、ユーザーにとって最良のパフォーマンスを提供するためだ。例えば、インスタンスのスケーリングやデータベースの調整など。
  5. 公開・運用
    アプリケーションを公開して、実際の運用を開始する。なぜなら、開発したアプリケーションを多くのユーザーに利用してもらうためだ。例えば、ドメインの設定やSSL証明書の取得などの作業が含まれる。

類似語

  • IaaS (Infrastructure as a Service)
    IaaSは、サーバやストレージなどの基本的なインフラストラクチャを提供するサービスである。なぜなら、PaaSとは異なり、より低レベルのリソースを提供するからだ。例えば、Amazon EC2やGoogle Compute Engineなど。
  • SaaS (Software as a Service)
    SaaSは、クラウド上で動作するソフトウェアアプリケーションを提供するサービスである。なぜなら、ユーザーはインストールや運用の手間を省くことができるからだ。例えば、Google WorkspaceやMicrosoft 365など。
  • FaaS (Function as a Service)
    FaaSは、特定の機能やコードをクラウド上で実行するサービスである。なぜなら、サーバレスアーキテクチャとして、アプリケーションの特定の部分だけをクラウド上で動作させることができるからだ。例えば、AWS LambdaやGoogle Cloud Functionsなど。

反対語

  • オンプレミス
    オンプレミスは、自社の場所で物理的なサーバやハードウェアを持つことである。なぜなら、PaaSがクラウド上でのサービスを提供するのに対し、オンプレミスは自分の場所で直接管理するからだ。例えば、大企業のデータセンター
  • IaaS (Infrastructure as a Service)
    IaaSは、基本的なコンピューティングリソースのみを提供するサービスである。なぜなら、PaaSがプラットフォーム全体を提供するのに対して、IaaSは基盤だけを提供するからだ。例えば、Amazon EC2。
  • 自前
    自前は、自分で全てを準備し、管理することである。なぜなら、PaaSを使う代わりに自分でサーバやツールを用意するからだ。例えば、小規模なウェブサイトのホスティング。

会話例

  • アプリ開発の打ち合わせ中
    「新しいアプリを開発するけど、サーバーやデータベースをどうする?」
    「PaaSを利用すると、それらの準備や管理の手間が省けるよ。」
  • コスト削減の議論時
    「運用コストをどうやって削減する?」
    「PaaSを導入すると、初期投資や維持費が抑えられるよ。」
  • 遠隔地での作業について
    「遠隔地からでも開発や運用がしたいんだけど。」
    「インターネット環境があればPaaSはどこからでも利用できるよ。」

注意点

PaaSを使用する時の注意点はセキュリティである。なぜならば、外部のサービスを利用するため、データの保護やアクセス管理が重要になるからだ。

例えば、不正アクセスやデータの流出が考えられる。そして、定期的なセキュリティチェックやアップデートが必要だ。だから、常に警戒して利用する必要がある。

PaaSとIaaSは、間違えやすいので注意しましょう。

PaaSは、プラットフォーム全体のサービスを提供することです。

一方、IaaSは、基本的なコンピューティングリソースだけを提供することです。

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